シュミットハンマーとは

シュミットハンマーとは:

シュミットハンマー(Schmidt Hammer)は、コンクリートの圧縮強度を測定するための機器であり、これを用いた強度測定をシュミットハンマー法と呼ぶ。 コンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を推定する反発硬度法の一つであり、構造物に損傷を与えずに検査が可能な非破壊検査手法である。

シュミットハンマー
これが、シュミットハンマーです。

シュミットハンマー試験という方法は、その機械の反発数をある計算式に当てはめて計算し、その計算結果をコンクリートの強度(圧縮強度)と推定するものです。
 この計算方法には、日本建築学会、日本材料学会、東京都式など代表的な式があり、同じ反発数でも、というよりもシュミットハンマーからでる反発数自体は機械が変わらない限り変わりませんし、機械が正確であれば機械を変えても反発数はほとんど変わりませんから、どの計算式を代入するかで答えは計算式の数だけあるという一種のいい加減さがあります。
 ちなみに、シュミットハンマーで30という反発数があったとすると、
・日本建築学会式では、31.9N/mm2という強度になり
・日本材料学会式では、21.1N/mm2という強度になり
・ 東京都式では、19N/mm2という強度になるといういい加減さが伴っています。
 今回の場合は日本建築学会式を採用したために、計算上は最も高い強度となったのです。
 日本建築学会式で計算すると、実態に近いと言われている日本材料学会式の実に1.5倍もの強度になるという矛盾が未だに建築学会で残されているのです。

(これも基準法がザル法と言われている一例です)

シュミットハンマー反発度
これが、計算式比較図です。
 
  しかし、一般的に材料学会式が実態に最も近いと言われていますが、公に3つの計算式がある以上、もっとも強度の出る計算式を用いたからといって、使った計算式がおかしいのだ、とも言えません。
 そういう意味では、シュミットハンマーというのは、使い方を誤ると、あるいは悪意を持って使うと、強度も出ていないのに出ているという矛盾した結果になりかねない危ない道具でもあります。

シュミットハンマー2
シュミットハンマー反発度数

 たぶん、実態に近い「日本材料学会」の式で計算すると本当の強度は、21N/mm2前後だったでしょう。

注:シュミットハンマー自体は、難しい道具ではなく、写真のようにコンクリートに道具を当てて打ち込み、その時に出てくる数字(反発数)を上記の計算式に入れるだけである。
そのため、どの計算式を使うかで、結果が大きく変わってくる。建築会社は強度が大きく出る「日本建築学会式」を使いたがり、公正な会社では「日本材料学会式」を使う。
注:そういう意味で、コンクリとの強度は、コアを抜いて実際に圧縮強度測定をするのが最も正確ですし、生コン会社などでは、自社で圧縮試験機を持っていますから、実際の強度と自社が持っているシュミットハンマーの強度差の補正を計算した自社のシュミットハンマー用の計算式を作っている会社もあります。
ここまでads-network.co.jpより引用させて頂きました。

シュミットハンマーは、コンクリート強度の瑕疵欠陥を見つけるのには、良い機材ですが、理屈を分かっていないと、対抗できませんね!

文責 釈迦牟尼仏(ニクルベ) 建太

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