避難安全検証法とは

避難安全検証法とは

避難安全検証法とは:平成12年の建築基準法改正により、「避難安全性能」に関する性能規定が導入されました。これに伴い、「従来の仕様的に行われてきた避難安全計画」に加え、「工学的手法を用いた性能的避難安全計画」を採用することが可能となりました。

建築基準法では、「避難安全性能」に関し、「階避難安全性能」と「全館避難安全性能」の2つが定義されています

階避難安全性能 (建築基準法施行令第129条の2第2項に規定)
「対象とする階のいずれの室で火災が発生した場合においても、階の全ての避難者が直通階段まで安全に避難できる」性能のことを指します。
階避難安全検証
階避難安全性能

全館避難安全性能 (建築基準法施行令第129条の2の2第2項に規定)
「建物のいずれの室で火災が発生した場合においても、建物の全ての避難者が地上まで安全に避難できる」性能のことを指します。
避難安全検証法
全館避難安全性能

適用除外とすることができる規定
「階避難安全性能」および「全館避難安全性能」の確認により、下表の避難関係規定について適用が除外されます。
これにより、下記のようなことが可能となります。

1-吹抜け周りのシャッターの緩和
2-500㎡毎の防煙区画(垂壁)の緩和
3-物販店舗における階段の占有面積を縮小
4-排煙風量の低減(排煙容量の縮小)など
 ※ただし、建物の特性により、実現できない場合があります。

避難安全性能を確かめることにより適用が除外される避難関係規定(建築基準法施行令)

避難安全検証
避難安全検証の設計ルート選択
階避難安全検証については、個々の建物の特性に応じて、階毎の設計ルートの選択をすることが可能です。(全館避難については、設計ルートの選択はできません。)

屋内からバルコ二一又は付室に通ずる出入口に係る部分に限る
全館
避難安全検証(ルートB)

概要説明

建設省告示第1441号(平成12年)に定められる「階避難安全検証法」及び建設省告示第1442号(平成12年)に定められる「全館避難安全検証法」に基づき性能検証を行います。

階避難安全検証法の検証手順

階避難安全検証法の検証手順

居室避難の具体的な検証方法はこちら

全館避難安全検証法の検証手順

全館避難安全検証法の検証手順

申請フロー

避難安全検証(ルートB)は、一般的に下図のような流れで行われます。
なお、ルートBについては、検証方法が告示に明文化されているため、仕様規定と同様、建築主事等による適合判断となります。

申請フロー

※避難安全検証(ルートB)の進め方は、特定行政庁(又は指定確認検査機関)ごとに異なりますのでご注意下さい

居室避難検証の具体的検討方法

以下の方法により算出する避難行動時間tescapeが煙降下時間tsを超えないことで、居室避難安全性を評価しています。

避難完了時間 tescape [分]

(1)避難開始時間 tstart [分]

【火災が発生してから在室者が避難を開始するまでに要する時間】

(2)避難歩行時間 ttravel [分]

【在室者が当該居室等の各部分から当該居室の出口の一に達するまでに要する時間】

(3)扉通過時間 tqueue [分]

【在室者が当該居室の出口を通過するために要する時間】

煙等降下時間 ts [分]

【火災により生じた煙又はガスが避難上支障のある高さまで降下するために要する時間】
煙等降下時間 

以上、nichiboken.co.jpより引用させていただきました。

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