事例7-再々梁貫通孔

事例7-再々梁貫通孔

I2S2T

SRC造の賃貸物件です。少なくとも2階梁の柱端に梁貫通孔があります。絶対的なことは構造設計者等に確認してみなければいけませんが、私が見る限りでは、限りなく黒に近い物件だと思います。施工会社は大手Tです。

上記の推測に間違えが無ければ、建築基準法第20条及び建築基準法施行令第36条の3、1号3号に違反し、また、これは建築基準法第98条1項2号ないしは、第98条2項に違反することとなるので、懲役3年罰金300万円以下(法人は1億円以下:法103条)となります。

且つ、今回は建築士法上も、設計及び工事監理者として処罰の対象になります。建設業法では、行政庁の処分として、建設業法第28条(指示及び営業の停止)、第29条(許可の取消し)若しくは、第29条の4(営業の禁止)処分となります。また、当然に民事上の責任:不法行為に対する第三者への損害賠償が発生します。

また、この物件は賃貸なのですが、構造耐力に問題がある物件を知っていて賃貸物件にしていた場合は、行政処分として業務停止命令となります。

こんな所にも、梁貫通の悲劇は存在しています。瑕疵欠陥が無くならないのには、知識を蔑ろして来た社会状況にあるのです。

文責 釈迦牟尼仏(ニクルベ) 建太

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