事例8-外壁タイルの剥落

事例8-外壁タイルの剥落

事例8

商店街の道路に面して建つ4階建て鉄骨造店舗併用住宅の外壁タイルが剥落しそうなので、メッシュで外壁を覆って剥落しても第三者に危害が及ばないようにしている物件です。

多分ですが、弾性接着剤を使用してタイルを張ったのだと思いますが、弾性接着剤の塗厚が薄いため、若しくはALC版の目地またぎによる施工で、ALC下地と外壁タイルとの挙動のずれを吸収できずに、外壁タイルが浮いてしまい剥落の恐れがあるため、上記記載の対策を施したのだと推測されます。

若し、弾性接着剤を使用せずにモルタル下地でタイルを張っていたのだとすれば、それは下地施工が不十分だったという事です。

私が学生時代もう36年ほど前に、友人から同様な鉄鋼造3階建てALC下地外壁タイル貼りの建物の意見を聞かれたことがありますが、私は鉄骨造の挙動から外壁のアイル貼りは止めた法が良いとの忠告をしましたが、その建物は未だに堅牢です。これは、やはり職人の腕によるところが大だと思い知らされた記憶があります。

外壁のタイル張りは発注者が選択したのかどうかは分かりませんが、やはり鉄骨造に外壁のタイル張りは、建物の剛性上チョット無理があると言わざるおえません。発注者がタイルを選択した、若しくは施工者の推奨か?何れにしても「知りて告げざりしは、請負業者の責任(民法第572条)」です。

この程度の、ことは建築技術者であれば極当然の如く、発注者に注意を促すべきで、それを怠っていたとすれば、その即ち欠陥瑕疵です。

その場合は、それ相応の負担を施工者が負うべきだと、私は考えます。

そう、こんな事にも知識の有無が瑕疵欠陥を産む原因が潜んでいます。

以上

文責 釈迦牟尼仏(ニクルベ) 建太

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