客観的基準とは-1

客観的基準とは-1

今回は、前々前回のこのブログの主題に立ち返って、お話をさせていただきます。前々前回のこのブログでは「客観的基準とは何か」を、飛ばしてしまっておりましたので、その話題について進めさせていただきます。

その話題をする前に、この形容詞の客観的を除いた基準とは何か?から、詰めて行きたいと思います。

何時ものように、言葉の意味から始めます。

基準とは(norm)
一般的な用語としては,並み,すなわち平均的な水準のことであるが,しばしば社会的,実践的に望ましい性質や水準をさし,標準という意味で用いられる (→規範 ) 。統計的な意味をこめた心理学では,テスト得点の分布特性を示す指標として用いられ,被験者の粗得点を換算して標準得点を求めるための目安とされる。ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

物事の基礎となるよりどころ。また、満たさねばならない一定の要件。「作品評価の基準」「設置基準」デジタル大辞泉の解説

物事を比較・判断するよりどころとなる一定の標準。 「採点の-」 「 -が甘い」 「 -を満たす」 → 規準(補説欄)大辞林 第三版の解説

行動や判断の拠り所となる物や数値である。何かを比較するときに用いる。規準、水準、標準、尺度ともいう。ja.wikipedia.org

物事の基礎となるよりどころ。また、満たさねばならない一定の要件。「作品評価の―」「設置―」dictionary.goo.ne.jp

つまり、基準とは物事を比較・判断するよりどころとなる一定の要件(数値等)です。

尚、前々前回のこのブログで「品質とは=本来備わっている特性の集まりが、要求事項を満たす程度のこと」と概念規定してしまっておりますが、それ自体は間違ってはいないと思いますが、ここではこの品質を「品:しな」と「質:しつ」と考えて話を進めていきたいと思います。

ここでまた、言葉の意味に拘りたいと思います。

品とは
1 (品)何かに使用する、形のあるもの。品物。「見舞いの―」「結構なお―」
2 (品)商品。「良い―を安く売る」「―が豊富な店」「―ぞろえ」
3 物の品質。「―が落ちる」
4 材料や品質の良し悪しによって分けた種類。等級。「―分け」
5 (科)ちょっとした媚 (こび) を含んだ身ぶりやしぐさ。特に、女が男に見せるようす・態度についていう。「―をする」
6 地位。身分。家柄。
「人の―高く生まれぬれば」〈源・帚木〉
7 人の品格。人柄。品位。「さぶらふ中に―心すぐれたる限りを選 (え) りて」〈源・若菜上〉
8 きざはし。階段。「御階 (みはし) の中の―のほどに居給ひぬ」〈源・若菜上〉
9 物事の事情、立場。「徳様も死なねばならぬ―なるが」〈浄・曽根崎〉
ここまでdictionary.goo.ne.jpより引用

ここでは、品とは「何かに使用する、形のあるもの」とします。

質とは
1 そのものの良否・粗密・傾向などを決めることになる性質。実際の内容。「量より―」「―が落ちる」
2 生まれながらに持っている性格や才能。素質。資質。「天賦の―に恵まれる」「蒲柳 (ほりゅう) の―」
3 論理学で、判断が肯定判断か否定判断かということ。
4 物の本体。根本。本質。「結合せるを―とし、流動するを気とす」〈暦象新書・中〉
5 飾りけのないこと。素朴なこと。「古今集の歌よりは―なり」〈国歌八論・歌源〉
ここまでdictionary.goo.ne.jpより引用

つまり、ここでは質とは「そのものの良否・粗密・傾向などを決めることになる性質。実際の内容」とします。

ここで先の品質に戻ります。つまり品質とは「何かに使用する、形のあるものの良否・粗密・傾向などを決めることになる性質。実際の内容」と概念規定します。

では話を本題に戻して、建築の品質に係わる客観的基準を、考えていきたいと思います。

先ず設計者が必要とする、技術的なものから列記します。馬鹿かと思われるくらい、いっぱい載せます。可也な数になりますので、こんなに在るのか?と言う感じで、一通り見てください。

実際に使用するのは、せいぜい1/4から多くても約40%程度です。

1-公共建築工事標準仕様書-(建築工事編)
2-公共建築工事標準仕様書-(機械設備工事編)
3-公共建築工事標準仕様書-(電気設備工事編)
4-建築工事共通仕様書-建築工事編(国土交通大臣官房官庁営繕部監修-最新版)
5-建築工事共通仕様書-機械設備工事編(国土交通大臣官房官庁営繕部監修-最新版)
6-建築工事共通仕様書-電気設備工事編(国土交通大臣官房官庁営繕部監修-最新版)
7-建築設計基準及び同解説-一般社団法人公共建築協会編集・発行
8-官庁施設のユニバーサルデザインに関する基準及び同解説-一般社団法人公共建築協会 編集・発行
9-木造計画・設計基準-一般社団法人公共建築協会編集・発行
10-建築工事標準詳細図-一般社団法人公共建築協会編集・発行
11-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 1/一般共通事項
12-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 2/仮設工事
13-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 3/土工事および山留め工事
14-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 4/杭・地業および基礎工事
15-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 5/鉄筋コンクリート工事
16-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 5N/原子力発電所施設における鉄筋コンクリート工事
17-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 6/鉄骨工事
18-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 7/メーソンリー工事
19-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 8/防水工事
20-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 9/張り石工事
21-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 10/プレキャスト鉄筋コンクリート工事 2013
22-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 11/木工事
23-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 13/金属工事
24-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 14/カーテンウォール工事
25-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 15/左官工事
26-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 16/建具工事
27-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 17/ガラス工事
28-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 18/塗装工事
29-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 19/陶磁器質タイル張り工事
30-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 21/ALCパネル工事
31-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 23/吹付け工事
32-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 24/断熱工事
33-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 26/内装工事
34-建築工事標準仕様書・同解説-日本建築学会JASS 27/乾式外壁工事
35-各省庁毎の建築工事標準仕様書-建築・機械設備・電気設備
36-東京都建築工事標準仕様書-建築・機械設備・電気設備
zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/eizen/kentikuhyoujyun.pdf
37-各設計事務所による建築工事標準仕様書、同機械設備標準仕様書、同電気標準仕様書
38-各開発業者・不動産業者の建築工事標準仕様書、同機械設備標準仕様書、同電気標準仕様書
39-公共建築改修工事標準仕様書-建築工事編
40-公共建築改修工事標準仕様書-機械設備工事編
41-公共建築改修工事標準仕様書-電気設備工事編
42-公共木造工事標準仕様書-mlit.go.jp/common/000111867.pdf
43-建築工事監理指針上・下巻-(国土交通省官庁営繕部監修)
44-機械設備工事監理指針-(国土交通省官庁営繕部監修)
45-電気設備工事監理指針-(国土交通省官庁営繕部監修)
46-建築工事施工チェックシート-一般社団法人公共建築協会編集
47-機械設備工事施工チェックシート-一般社団法人公共建築協会編集
48-電気設備工事施工チェックシート-一般社団法人公共建築協会編集
49-建築物解体工事共通仕様書・同解説-一般社団法人公共建築協会編集・発行
※工事の安全対策や解体に伴い発生する廃材の適正処理、アスベスト含有建材の適正な除去等の諸課題への統一的な対応を図るため
50-建築改修工事標準仕様書-(国土交通省官庁営繕部監修)
51-建築改修工事監理指針上・下巻-(国土交通省官庁営繕部監修)
52-営繕工事写真撮影要領(平成24年版)・同解説工事写真の撮り方(建築編)-(国土交通省官庁営繕部監修)
53-営繕工事写真撮影要領(平成24年版)・同解説工事写真の撮り方(建築設備編)-(国土交通省官庁営繕部監修)
54-排水再利用・雨水利用システム計画基準・同解説-一般社団法人公共建築協会編集・発行
55-構内舗装・排水設計基準及び同解説-一般社団法人公共建築協会編集・発行
56-官庁施設の総合耐震計画基準・同解説-一般社団法人公共建築協会編集・発行
57-官庁施設の総合耐震診断・改修基準及び同解説-一般社団法人公共建築協会編集・発行
58-官庁施設の基本的性能基準及び同解説-一般社団法人公共建築協会編集・発行
59-建築設備計画基準-一般社団法人公共建築協会編集・発行
60-建築設備設計基準-一般社団法人公共建築協会編集・発行
61-建築設備設計計算書作成の手引き-一般社団法人公共建築協会編集・発行
62-建築保全業務共通仕様書及び同解説-一般社団法人公共建築協会編集・発行

まだ、構造・積算・施工管理・建築関連法規等々ありますが、文字数も4,000を超えましたのでとりあえず終了とします。

ただ、この全てとは言いませんが、実際問題この半数程度のことが理解されていないと、やはり欠陥瑕疵を産む原因になります。

次回に続きます。

文責 釈迦牟尼仏(ニクルベ) 建太

次回に続く客観的基準とは-2)

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