施工管理で瑕疵・欠陥の生産!

施工管理で瑕疵・欠陥の生産!

型枠存置期間編:コンクリートを打設後、型枠を解体するまでの時間を在置期間と表現します。

基礎枠の存置期間を守られなかったのですが、大丈夫でしょうか?
2009/10/2100:00:57
基礎枠の存置期間を守られなかったのですが、大丈夫でしょうか?
皆様、お教え下さい。
現在、新築を建設中で、基礎工事を行っているのですが、あらかじめ「基礎立上がりの枠の存置期間は何日ですか?」と確認したところ、「打設の翌日から4日目以降に外します」との回答があり、安心して工事を迎えました。

ところが、打設の翌日から2日目で既に枠が外されていました。HMに確認したところ、「下請けが勝手に外した」という回答でした。「2階建ての建物なので、テストピースはなく、強度検査もせずに枠を外した」という回答でした。

「この時期は基礎工事を行うのには絶好の時期で、2日目に外しても問題はない」というのが基礎屋さんの見解だったようです。

そこで伺いたいのが次の3点です。

(1)打設の翌日から2日目に枠を外しても、強度に影響がないか?
(2)2階建てでは、テストピースは作らないのか?
(3)検査機関による検査を行う場合、どのような方法になるのか?

ぜひ、よろしくお願いいたします。

解答
2009/10/2116:06:47
平均気温が20度以上で普通ポルトランドセメントのコンクリート材令(残置期間)は4日です。
当初の打ち合わせの日(4日)以前では問題です。
この場合、強度試験で5N/mm2以上の圧縮強度を確認しなければ型枠の取り外しは出来ません。

1.圧縮強度が5N/mm2以下であれば影響があるでしょう。
2.2階建ては関係ないです。
4日の存置期間を取らない場合は必要と言えるでしょう。
3.強度試験は簡易的にシュミットハンマーが考えられます。

シュミットハンマー
これがシュミットハンマーです。

厳密には以上の見解になりますが、これを遵守している業者がどの程度あるかは疑問です。
職人でも型枠を外さなければ良い物を、型枠を支持している支柱など翌日撤去する者もいる様です・・

パイプサポート
これが支柱です。

>2日目に外しても問題はない
経験からくる見解だと思いますが、データなどの裏付けが無ければ説得力に欠けます。
基礎専門であれば同地域で同じような施工をした際にTP(テストピース)を取らせて、5N以上本当に出ているのか実証させてはいかがでしょう。

テストピース+スランプ試験
これがテストピースです。&スランプ試験も画像の中に入っています。

そこまで要求する事で、今後の施工(基礎以外でも)を慎重に進めて貰えるかも知れません。
ここまでdetail.chiebukuro.yahoo.co.jpより引用です。ただし、一部私の独断で修正をさせていただいておりますので、文章の責任は全て私にあります。

別のブログです。
宅地造成工事で、擁壁の縦壁コンクリートの強度が確保されているものの施主から型枠の早期脱型に対してクレームが。
この場合、どのように対処すべきか?
宅地造成工事の現場代理人です。L型擁壁の縦壁の型枠を1日で外していましたが、施主から「型枠を1日で外すのは問題があり、作り直す必要があるのではないか」と指摘されました。テストピースの4週圧縮強度は確保されているので、問題はないと思うのですが、何らかの法的責任は生じるのでしょうか?

技術的な問題がなくても、トラブル発生時はその原因として指摘されるので、法律を遵守するのがベスト。

今回のケースでは2つのポイントがあります。
型枠の存置期間は?
法的責任の有無は?

順に説明します。
1.型枠の存置期間は?

法令の基準
型枠の存置期間は、建築基準法令で定められています。
宅地造成工事の擁壁には、建築基準法令が適用されます。さらに建築基準法施行令76条に基づく「建設省告示110号」において型枠存置日数が規定されており、遵守する必要があります。
この告示110号では、ポルトランドセメント使用での型枠存置期間は、平均気温15℃以上の場合3日、15℃未満5℃以上の場合5日、5℃未満の場合8日必要とされるように、気温によって異なります。

仮にこの存置期間を守らなかった場合、法令違反として、瑕疵にあたる可能性が出てきます。
もっとも、テストピースで型枠脱型時と同じ材齢の圧縮強度を確認して、5N/mm2以上であることを確認していれば、上記期間型枠を存置する必要はありません。
ただし、テストピースの4週圧縮強度が確保されていることを確認できても、型枠脱型時の圧縮強度は不明なのが問題。4週強度の確保だけで法令を遵守していると言い切れません。

技術的見解
型枠存置期間が決まっている理由は、コンクリートの強度や耐久性に悪影響が及ばないようにするためです。最終的に所定の強度と耐久性が確保されていれば、型枠存置期間を守っていなくても、コンクリート構造物としての性能には問題がないともいえます。
例えば、テストピースでの圧縮強度の確保を確認し、過大なひび割れが生じていない場合は、施工中に型枠存置期間の法令違反があったとはいえ、耐久性に関して慎重な判断を要する場合はありますが、構造耐力上の問題はないといえるでしょう。

2.法的責任の有無は?
原則、法令違反があれば瑕疵と評価されます。
しかし、上記のとおり技術的に見れば、コンクリート構造物として問題がなく、施工途中に法令違反があっただけで、完成した擁壁に、「損害」と評価できるものはありません。そんなケースに対して、「瑕疵があるから、擁壁を作り直せ」「作り直す費用を負担しろ」という主張は、技術的に見れば不適切であり、認められないでしょう。
もっとも、施工過程に法令違反があったのは事実で、後日万一、過大なひび割れが生じるなど、コンクリートに不具合が生じた場合には、型枠存置期間の短さが原因と推測されるでしょう。他の原因によると証明できれば問題はありませんが、容易ではありませんし、労力も多大にかかります。

結論として、トラブル発生時に備えて、法令を遵守し、規定された期間、型枠を存置する、もしくはテストピースで脱型時の圧縮強度を確認するべきです。

トラブルの未然防止策
一般的に、施工業者は、擁壁などコンクリート構造物を施工する際、型枠存置期間の規定等を気にせず、工程を重視して、型枠を脱型しているように見受けられます。そうすると、必然的に今回のような事態が起こります。
最終的に完成した構造物の性能に問題がなくとも、トラブルになれば、時間も手間もコストもかかります。法令や技術指針にのっとった適正な施工が、やはりベストなのです。
万一、型枠脱型の時期に疑いを持たれた場合に備えて、証拠を残すためにも、打設時の気温や各材齢の圧縮強度が管理できるシステムを導入し、型枠脱型時の材齢の圧縮強度を確認できるようにしておくのがよいでしょう。
ここまでconst.fukuicompu.co.jpより引用

皆さん、これを読んで頂いていかがお考えでしょうか?
現場とは、怖いところです。特に、私の経験値では、職人の悲観的な予測は結構当たるのですが、楽観的な予測は当たる確率は限りなく0.00に近い値です。

更に、上記で話の出ていないのが、建設省告示110号の「かつ」以降の部分です。
コンクリートの圧縮強度による場合は、スラブ下の場合、セメントの種類及び気温に関係なく、圧縮強度が設計基準強度(Fc)の85%以上又は12N/mm2以上であり、かつ、施工中の荷重及び外力について、構造計算により安全であることが確認されるまでと規定されています。

梁下の場合は、さらに圧縮強度が設計基準強度(100%)以上であり、かつ、施工中の荷重及び外力について、構造計算により安全であることが確認されるまでとなっています。

ここで大切なことは、「かつ」以降の文章です。
つまり、「強度が確認されたとしても、施工中に考えられる積載荷重等に関しては、安全が確認されるまで支保工を解体してはいけません」と言っている訳です。

近頃の現場でまま見受けられるのが、コンクリート打設後2~3日過ぎたころから、次の階の工事のため、型枠材料や支保工を荷揚げしている光景です。これは、完全なる法令違反であり、スラブに内部応力が蓄積し、後日クリープとなって欠陥を発生させる原因となります。

工期短縮が、大命題だといっても、後々欠陥瑕疵となる可能性を自ら生産しているようでは、施工管理とは言えないのではないでしょうか?

文責 釈迦牟尼仏(ニクルベ) 建太

次回に続く建築業界に物申す、の整理

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