杭データ改ざん事件151229

杭データ改ざん事件151229

2015年12月20日 (日)
マンションの傾き度合
文芸春秋の新年号を見ていたら由利俊太郎という人が書いた「マンション偽装 旭化成より悪いヤツがいる」という記事が載っていた。そのすべてを紹介するのは適切ではないので、私の印象に残った点だけを個人的な感想としてご紹介したい。
まず、傾斜が発見されて杭打ちデータの流用問題の発端になったマンションの傾きである。マスコミ報道によれば、隣接棟との継ぎ目で2cmほどのズレができたことによって傾斜が発見されたということであった。しかし、記事によればこの傾きは建築物の水平度の基準千分の1よりも小さい千分の0.4程度であり、建築基準法上は何ら問題がなかったのだという。たまたま隣接棟との繋ぎ目で段差ができて目についただけで、そうでなければ誰も気が付かないし、ボールやパチンコ玉を置いても転がらない程度だったのだという。
しかし、データ流用による捏造違法であり、建築工事の現場に責任者が立ち会わず、後日まとめて提出されたデータが形式的にそろっていれば内容の確認もしていなかったことは明らかな不正であろう。結果的に問題がなければ途中のプロセスはどうでもよいというのは品質管理上の原則に反し、途中のプロセスこそが結果を保証するのである。だから、法的には欠陥に当てはまらないわずかな傾きであろうとも、データ流用等による捏造がごく一部であったとしても、信頼を失う行為をしたことは高くつくのでなければ不正な行為の再発は抑止できなくなるだろう。
この記事によれば、杭打ち作業で土中に穴を掘る機械が固い地盤に達したことを知るための仕組みというのは、柔らかい土と固い地盤とでは電気モーターの負荷が変わり、電流が増加するという特性を使ったものだという。しかし、その土地に以前建っていた建物の杭の一部が残っていたりすると、途中で固い何かにぶつかるということがあるので、実際には穿孔機の先端を取り出して付着した土を確認するので、間違うことはないのだという。しかも、問題の杭打ち工事を担当した技術者は、その新鋭機械が導入された際に使い方の教育訓練を受けておらず、データがまったく取れなかったりとれても適切な値を示していなかったりしたという。本人よりは雇用者や監督者の方により大きな責任がありそうである。
数年前に、一級建築士A氏が建築基準法が定めるよりも少ない鉄筋で設計したマンションやホテルが問題となり、それらの多くは建て替えられた。しかし、それらの建物が元のままでも十分な強度があり、大地震が起きて倒壊したり崩壊したりすることはなかったはずだ、という専門家がいるらしい。つまり、建築基準法の規定が厳しすぎるのだという。つまり、実際に起こり得ると想定する地震動と建築基準の整合性と、基準にしたがって設計したかどうか、そして設計通りの強度が確保される適切な工法で建築したのかということが複合し、実際に問題が判明するのは大地震が起きたときなのである。しかし、十分な強度があるからといって違法建築がまかり通るのは問題である。設計の妥当性の検証は難しいのだ。あの問題が起きた後、監督官庁が鳴り物入りで導入した検証ソフトウェアに問題があり、長期間、建築申請の審査ができずに大混乱になったことがあったように、問題は簡単ではない。
記事は、マンションの販売元、建築工事の元請企業、下請企業、実際に杭打ち工事を行った孫請企業、そして現場で作業した「渡り職人」的な立場の技術者の関係と責任のなすり合いの状況、監督官庁の判断ミスなどにも触れている。詳しくは読んでのお楽しみだが、こうした事実関係を取材し、因果関係について緻密な仮説を組み立てた記事を掲載できるのは、やはり月刊雑誌の強みであろう。建築分野のことはわからないが、私がしっている業界に関する報道を見る限り、TVは新聞には専門知識がほとんどなく、専門家の意見を聞くにしてもまともな質問ができず、意見を聞いても理解できるだけの基礎知識さえないことが多いように思う。この記事に対する批判や反論はありうると思うが、それはそれで正々堂々とやってもらえばよいのである。
http://h-matsuda.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-70fc.html

文芸春秋、私の購読してみたいと思います。ハードの進歩に追いつかないソフト!(教育及びそれを進める組織体制ー雇用形態を含めた)姉歯事件の耐震強度偽装の設計方法は、限界耐力設計ではOKeyなのです。本来は監督官庁の責任が重い。いまのような堕落したマスメディアでは、社会の木鐸にはなり得ない。

杭の手抜き工事は故意なのか過失なのか?
2015/10/26 Topic, どうでも良い話
前置きに、このような不都合は、過程がどうのこうのと言うのは関係ない結果が全てであることは言うまでもありません。
私が現場工事に携わったこと経験が有るわけではありません。ここでは、なんかこうモヤモヤしたすっきりしない気分から出てきた脳内妄想の結果である。
横浜の傾いたマンションの杭が足りる足りないと言う話は、杭屋の手抜き工事を糾弾されている例を見て思ったのだが、最近の建設現場の工事は、ユニット工事で分業化しているので、そのユニット同士の隙間に不都合が生じているように見えてならない。つまり、設計する方もユニットだし、施工する方もユニットなのである。ユニットで作るので、工期の遅延は起こりえないので、こちらもまた工程管理もユニットである。
設計する側は、地盤調査の結果を基に杭を発注する。規格物の杭を採用するならば、杭はできるだけ同じ物を同じ形で作りたいと思うに違いない。
現場で杭の長さがあれこれ変わるのは、現場で管理する方が大変だろうし、それによるミスが生じるリスクを伴うので、現場でたぶん嫌われる。出来るだけ使う部品数は減らしたいし、特殊な物を一部採用するのはしたくないと思う。長さの異なる杭の発注をするというのは、真面目なことではあるが、そんな短工期でかつ省コスト第一主義のところで簡単にできることでは無いのでは無いか?と思う。
現場施工する側は、ユニットで工程管理するため、設計図通りに施工することが第一目標である。出来型検査目標の存在は、言っては悪いが二の次でではないかと思う。杭打ち機のトルクのデータが無いとか、偽造したというのは杭が足らないのをごまかすためにやっているのでは無くて、工期到達のためにいちいちそんな物を毎回計測してられるか!と言うところに有るのでは無いかと思う。もしかしたら杭打ち機の計器で計測してたのかもしれないが、その出来型条件に沿っていないが、設計がそういう風にしてきているわけだし、臨機応変に杭の長さを変えられる現場環境に無かったような気がする。あと、セメントの注入量の偽装は、杭の孔を開けたんだけど、支持層までの中間層がずぶずぶな地盤のため、孔壁が狭くなってきてしまって、セメントが計算通りに入らなくなったんじゃ無いか?とも思われる。セメントをポンプで圧入したんだけど計算量通り注入できなかったのでそこで打ち切ったような気がしないでも無い。
まあそう言うわけで、手抜き工事と言えば手抜き工事なんだけど、設計どおりに現場は施工したためにこういう不都合が生じているような気がします。
http://happy-man.jp/engineer/?p=7523

私見、仰られるように、設計のユニット(モジュール的)で思考する考え片が、この件の問題の根底にあるかもしれませんね!

杭打ちデータ改竄問題について2015/10/29
横浜のマンションが沈み込んだ問題で、請け負った旭化成建材と施工管理者を非難する報道が連日続いている。今日は旭化成建材の北海道の工事で杭打ち工事のデータ改竄が報道された。5年前の工事でデータが残っていたことはむしろ管理が良い事の証ではなかろうか。
報道で知り得た範囲しか情報が無いし、土木工事については門外漢なので黙って状況を拝見していたが、あまりにもスケープゴート度が行き過ぎており、問題の本質を隠そうとしているように思えるので、私見を述べることにした。
新聞記事から、同業者からの「データ改竄は理解できない」「杭打ちは住宅工事の最重要部分、なぜデータを改ざんするのか理解に苦しむ」などの発言や、「改ざん偽装)を行ったのは、すべて一人の現場代理人であること」などが強調されている。これらが同業者の真意とはとうてい思えない。マスコミが無理矢理しゃべらせたコメントではないのか。
旭化成建材が10年間に手がけた3040件の中に、当該管理者が拘わった工事が41件あるとの報道に国交大臣や県知事などが「けしからん」と息巻いている。
確かに基礎工事なので手抜きやデータの改竄は許されて良いことではない。しかしながら特定の会社や管理者を責めるのでなく、業界全体の問題として原因と改善策を考えるべきではないのだろか。
阪神大地震の時、御影に住んでいて阪神高速の倒壊を目のあたりにしたが、柱に使われていた鉄筋の接続(ガス圧接)不十分による鉄筋破断ばかりが目に付いた。 また当時の新聞報道では建造物の鉄筋破断圧接部からの破断が多かったと出ていた。これらは手抜き作業の典型である。
東北地震の時には液状化による被害が海岸埋め立て地以外に内陸の湖の埋め立て地でも発生した。これらの責任の所在は誰も言い出していない。その他鉄鋼スラグを宅地に使ったりして、時間が経てば免責される可能性が高まるとの考えが一般的な考えになっているように窺える。
問題のマンションの所在地を見に行ったが、鶴見川の後背湿地で多摩丘陵からの土砂が堆積しているところで、多摩丘陵の一部でもあり、強固な地盤がフラットとは考えられない場所である。図1は鶴見川(赤囲み)とマンションの位置(黄色囲み)関係だが、間隔は5~600m程度の近さである。図2はマンションの配列で、問題のウエストコートが川の方向に傾いている。

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今回の問題で明らかにして欲しい事項は
1)杭打ち工事の契約時、この地域の地盤までの深さを測定した責任の所在。
この付近一帯は以前は工場地帯だったと思う。工場を取り払いフラットな地形に惑わされて、杭打ちの深さの測定点の検討がおろそかになったのではなかろうか。強固な地盤は丘陵地帯の丘が砂の中に沈んでいると考えれば、その深さは場所によって相当な違いが出るだろう。その差位をどう考えたのだろうか。このマンションは4棟あるが、傾いた棟のみが川の流れに直交しており、川に近い方が沈み込んでいる。当然堅い地番に届かなかった方が深さが深いことになるが、工事契約前の知見は如何だったのだろうか。
2)準備した杭の単長はいくらだったのか、どの会社がどのデータを元に調達したのか。
鋼管メーカーは注文に応じた長さで生産する。杭を打ち込んで長さ不足になったとき、継ぎ足しを行う方法はあるのだが、時間とコストとその継ぎ足す鋼管が必要になると言う問題がある。また打ち込んで長さが長すぎたときには、切断するのだがコストアップになる。杭に使うような鋼管は、特殊な用途で鋼管製造メーカーから考えれば、受注生産品である。広く汎用的に使われるサイズは、店売りと称して問屋で保管販売されるものもあるが、保管料も付加され価格は高くなるので。杭に使われるような材料は通常店売りにはならない。(余剰生産品を店売りにすることはあるが)従って追加発注は入手するまでに月単位の時間が掛かる。
11/2早朝のNHK番組「視点・論点」では使われた杭は既成杭と言われる工場生産品で現場では継ぎ足すことの出来ない杭だったとの事だった。この点から考えても杭準備のための情報不足だったと考えられる。 打ってみなければ固い地盤に達したかどうか判らぬのに継ぎ足しの出来ない杭を使うことにした責任は大きいと思う。
3)杭打ち本数と位置についての安全率はいくらだったのか。
素人考えだが、安全率が低かったのではなかろうか、また沈下した建物は沈下側と反対側では建物の階層が違い重い方が沈んだようにも見える。
以前は杭の本数は余裕を持って打っていたのではなかろうか。今回のような打ち込み不十分は以前にもあったにも拘わらず、余裕によって問題が起きにくかったのではなかろうか。
何となく感じることは、事前の調査に落度があり、納期・コスト優先で杭が岩盤に未到達でも継ぎ足しの時間・材料が無く、安全率があるのだろうと独りよがりをしたこと。施工管理者に任せきりで、本来管理すべき技術者は経験不足と権限不足(おかしいと感じたときの処置権限の問題)で機能しなかったのではないだろうか。これらを業界全体の問題にせず特定の会社に責任を負わせて乗り切ろうとしているように思えてならない。
また、最近はアナログよりもデジタルがデータ処理として扱い易いにも拘わらず、未だにアナログデータに頼っている業界は遅れているとしか言えない。紙切れになったとか、雨に濡れてプリントが使えなくなったとかビックリする話だ。
http://www.mrfujii.jp/miscell/until60/54piling.htm

私見での解答、地盤でーたの取得責任は、発注者です。杭長を決めたのは報道では元請けの設計事務所です。安全率は通常約300%です。責任施工と言う名のもとに、下請に全てを被せる契約が横行しています。それを助長させているのが、大臣認定杭と言うシステムです。問題の本質を隠そうとしているというのは、私も同意見です。

叩けば埃だけになってしまうか、手抜き杭打ち問題
•2015年10月30日(金)|
叩けば埃が出てくるとはよく言われる言葉ですが、この会社は埃しか残らないのではないか。
広がり続ける杭打ちデータ流用、社の体質問う声
https://archive.is/KKa13
一社員の問題に押さえたかったのでしょうが、天網恢々疎にして漏らさずではないですが、次々に発覚してくる旭化成建材。
まあ、土建(失礼)の業界ではこんな手抜き(インチキ)は日常茶飯事なのかもしれません。
以前にも、コンクリートに海砂使って鉄筋を錆だらけにした会社もありましたっけ。
友里の経験でも、消防系の配管で、施工時にしっかり管理をしていなかったどころか、その施工図面さえなかった(当該会社は廃棄したと主張)問題建設会社がありましたっけ。かなり大きなマンションの施工会社でありましたが・・・
この業界だけではないのですが、下請け孫請けひ孫受けなど大手建築会社といえども多くが「ピンハネ商売」で利益を上げておりますから、底辺である実際の施工会社に落ちてくる予算は微々たるものになってこのような手抜きになってしまうのだと思います。
手抜きは杭打ちだけではないはず。氷山の一角であると考えます。
http://tomosato.net/weblog/

叩けば、埃が出る企業ばかりか?ピンポン!!!おっしゃれる通りです。現状は正に「ピンハネ商売」です。

建ててしまえば基礎なんか見えない
野次馬 (2015年10月17日 03:00) |
2cm傾いたマンションで大騒ぎなんだが、アジアの人から見たら、キョトン、だろうねw なんでその程度で騒ぐの? という程度。あっちのビルとか、隙間や建付け悪いのはアタリマエだからw 過剰品質w 倒壊してから騒げw 問題の担当者は「覚えてない」と言ってるそうで、日常茶飯事だったんだろう。
横浜市のマンション傾斜問題で、くいを打つ基礎工事を実施した旭化成の子会社「旭化成建材」(東京)でくい打ち工事のデータ確認を担当した現場管理者の男性が、旭化成の内部調査に、虚偽データを使ったことを「覚えていない」と話したことが16日、旭化成への取材で分かった。
建設でも、基礎というのは建ててしまえば見えなくなる部分。ましてマンションとなると、カネを出すオーナーは基礎工事なんて見てない。おいらの犬小屋を建てた工務店は、基礎は弟の土建屋にやらせていて、なるほど、そういうもんか、と感心したんだが、もちろんおいら、基礎工事から毎日見てました。地下2メートルくらいに固い岩盤があるんだが、そこまでの層が柔らかいので、セメント混ぜて地盤改良やっていた。たかが木造でも、静岡はシッカリやってます。
http://my.shadowcity.jp/2015/10/post-8026.html

真面目にやればそうなる、それなりのコストを支払ってくれる相手には!

2015年11月11日
手抜きの杭工事
新聞記事11月2日付けより
「いまの建設現場はカーン、カーンと大音量で杭(くい)打ち機の音を響かせたりはしない。
転機は1968年施行の騒音規制法のようだ。
高度成長期を象徴するかのような「建設の槌音(つちおと)」も、ご近所には迷惑以外の何ものでもなかった。土木業者は対策を迫られた。その結果、現在で… 」
昨今世間を騒がせている,施工管理不正その地業工事の中の, 杭工事見えない地中に,不正が集中?
建物を支え,建物自重と地震対抗力を地面に流すものこの事件の杭工事も,多分,間違いなく杭を運んで,現場でたたいて打つではなく, 穴を掘り,その周囲の土が崩壊しないよう対策し,それに鉄筋を入れ,コンクリートを流すもの地盤は,固いやわらかいがあり,当然場所により,硬い層はことなり,杭がそこまで届かないと応力を流せません。
これは施工前にする地質調査ボーリング調査というもの実際現場では,この杭穴掘削時,杭穴先端が硬い層に届いたら,測定器の針が急に大きくなるはずです。
今回の問題は,建物下地盤の強度が一定ではなく,そのうち数本が硬い層に届かず, それを届いたように見せかけたデータ改ざん硬い層に届いたデータをコピーしかし,これを誰が暴いたのか? 不思議 当然,建築技術者
http://plaza.rakuten.co.jp/ownermade/diary/201511110000/

私見です。誰が暴いたのか、多分ですが元請けとデベロッパーが自分達に火の粉が掛からない様にと考えて、リークしたと考えています。マ~上手く行きませんでしたが!

2015年11月12日 (木)
横浜マンション手抜き杭打ち事件の醜態
テレビ報道を見ていて、昨夜元請け建築業者の三井住友建設の代取副社長が杭打ちデータ流用の管理の落ち度は同社にないと弁明した、と責任逃れの同社の対応に批判を浴びていることを知りました。マンションを販売した三井不動産レジデンシャルも同じですが、これまで杭打ちを行った旭化成建材に住民あて謝罪、マスコミ対応の前面に出させるばかりで、ほとんどマスコミに登場せず、嵐が通り過ぎるのを首をすくめて待っている姿勢がありありであったところ、いざ副社長が答弁をすると、強弁まがいの責任逃れをしているようで、危機管理のマニュアルからすれば最も悪手といえそうです。なにしろ、この副社長はメインバンクからお目付け役で入社した建築の素人ですし、この期におよんで三井住友建設の社長が登場しないことに呆れるばかりです。エアバック騒動のタカタのオーナー会長が米国議会からさんざん問いただされたにもかかわらず、結局逃げて担当役員だけの答弁ですませたことは記憶に新しいですが、この非常事態に経営最高責任者が逃げる会社は間違いなく、その咎を受けることになるでしょう。タカタは国内自動車メーカー各社も製品を使用しないと宣言し始めたので、おそらく損害賠償の米国での民事訴訟や、自動車メーカーからの損害負担の係争が始まれば、巨額の賠償負担で会社そのものが消えてなくなるでしょう。
杭打ち事件に戻ると、世論が心配しているのは、この手抜き工事が、旭化成建材の不良社員の特異なサボタージュでなく、また旭化成建材の会社の固有の手抜き慣行でなく、おそらく建設業界や、マンション販売のデベロッパーの間では、よくある慣行で、氷山の一角にすぎないありふれた事態なのではないかとの疑念が消えないでいることなのです。中国や韓国で頻発する手抜き工事による大事故を笑っていられません。
http://mooyan.air-nifty.com/blog/2015/11/post-53f9.html

私見、デべも元請けも醜かったですね!因みに、出向元の金融機関の本社ビルは総建設工事費の7%以上をモックアップ(実物とほぼ同様に似せて作られた模型ー実大、実物模型)に充てるという、とんでもない事を出来てしまう企業なのです。かの、メトロポリタン庁舎でもモックアップ予算は、僅か0.3%であるのにです。

2015年10月23日
くい打ち工事の不備を見分ける方法
横浜のマンション傾斜事件で、ご自分の家が大丈夫なのか心配されている方も多いでしょう。
では、くい打ち工事の手抜きやデータ改ざんを見分けるすべはあるのでしょうか?
答えは「ありません」。くい打ちを請け負った業者を信用するかしないか、しかありません。
「施工がちゃんとしているかどうか」であれば、最終的には施工段階で重機に乗り込むしか術はありません。
しかし「報告書のデータが正しいかどうか」 については多少確認する方法を思いつきました。
全ての杭が設計通り(誤差数十センチなどで)施工されているならば、偽造の疑いがあります。ただこれを確認するには設計図施工報告書を見比べなくてはなりません。自分の家なら見せろという権利はあると思いますが、不動産の担当者などではそういう報告書がある事すら知らないでしょう。
もう少し簡単に確認する方法はないかと考えたのですが、こういうのはどうでしょう?
不動産業者でもいいので、「この家(マンション)の地盤改良は設計通りされていますか?」と聞いてください。
「もちろん設計通りです」と大抵の業者は答えるでしょうが、こう答えた業者は信用してはいけないことになります。
根拠となるパターンは3つです。
① そんなの確認するのは大変だし、適当に答えた ⇒もちろん聞いた相手が信用できない
② 報告書を見て設計通りなのを知っていた ⇒そういう報告書は偽造の疑いが濃い
③ たまたま地層が平坦で設計通りできてしまった。そしてそれを知っていた。  ⇒これは理想ですが、じっさいそうなる確率は高くありませんし、不動産業者が報告書を見ている可能性はさらに低い。まあ、こんなスーパー不動産営業マンだったら、もっと詳しく説明してくれるでしょう。

※ ちなみにニュースでは「マンション」「マンション」と言っていますが、戸建て住宅でも杭の上に建てるものは沢山あります。
http://blog.livedoor.jp/hupuyoyo/archives/46110049.html

不動産屋の担当者はそういうでしょうね!買わせることだけが目的ですから。

2015-10-30T20:13:20+09:00
調査の公表取りやめ=くい工事改ざんで旭化成
旭化成は30日、同日予定していた子会社の旭化成建材(東京)のくい打ち工事3040件の調査の進捗(しんちょく)状況について公表を取りやめると発表した。調査が難航し、報告をまとめることができなかったと説明している。 (時事通信)
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6179253
あまりにも手抜きが多すぎて公表できるわけがないと思っていた。
もし、公表したらすべての工事で改ざんしているので大変な騒ぎになるだろう。とても公表できる件数ではない、ということだな。
41件も公表出来ない。
口は災いの元というが、公表する、と喋った担当者の知恵不足今までズサンな工事を3040件したというのがバレたな。
まあ、土方や土木作業員のモラルや理性は犬ほどもない、バレなきゃ何をしてもいい、みんなやっているから仕方ないと言うだろう。所詮は日雇いの土方が現場で仕事をしているのにモラルもクソあったものじゃない。最近は色の黒い外国人労働者が半数以上いて彼らからしたら手抜きで建物が倒れても関係ない。
会社側も、今までは二人の社員に押し付けようとしたが次々と別の社員まで出てくるので言い分けができなくなった。横浜のマンションだけは建て直すが後は知らぬ存ぜぬで蓋をするのは最初から分かっていた。
旭化成建材の会社更生法の申請は秒読みになった。
旭化成本体は無関係で押し通すだろう。
三井不動産レジデンシャルは今後物件は売れなくなるのは確実どうやって逃げ切るか見ものだなミサワホームに家を壊されました。
ミサワホームに家を壊されましたが、なんやかやとでたらめを並べたて逃げ回っております 皆さんが被害に遭わないよう手口を公開
http://blog.goo.ne.jp/misawa-ishiwata/e/edc21a0c62a558811163d15d669d9c5a

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まず、ひどい会社もあったものだな旭化成建材による杭工事データの偽装が、新たに横浜と北海道で見つかった。「自分もやったことがある」と打ち明ける下請け業者や、 「こうした事態を予想していた」と話す大手ゼネコン社員もいる。
大手業者のマンション建設や公共工事の基礎工事に20年以上携わる技術者の50代男性は、元請けへの報告書でデータを作り替えたことがあると話す。 「最近はパソコンを使うので、いくらでもデータを付け替えられる。
杭を打つ前に地質調査をするが、実際に打ってみると固いと予想していた地盤が固くない場合がある。そのときはデータを作り直す。 業界ではよくあることで、私もやったことがある」
http://www.asahi.com/articles/ASHBY552QHBYUTIL02Y.html

大島てる事故物件公示サイト
http://www.oshimaland.co.jp/

2015年12月16日 10面
時評私評/技術者のプライドを取り戻せ
傾斜マンションに関する報道は、建設業界全体が不審な目で見られるような問題に拡大させ、談合問題以降、信頼回復に努めてきた努力を無に帰するどころか、業界を最悪の状態に追い込んだように思われる。これによって阿吽あうんの呼吸を必要とした作業も、ますますデータや書類でがんじがらめにされ、息苦しくなっていくことだろう。
報道はいつものことながら興味本位だ。傾斜と記録の問題を一緒に扱い、居住者を煽あおって当事者を追い込み、正確な分析結果を公開できない、冷静な議論ができない雰囲気にした感がある。
報道機関は視聴率や読者獲得のための一過性の報道とせず、特に建設業界紙・誌は、信頼回復のために国や業界とタイアップし、信頼回復のための報道を続けてほしい。
ところで、マンションは本当に傾いているのか。2014年に報じられたマンションの傾き事件では、上層階になるほど住棟同士のズレが大きくなっていると報道されていた。今回はまだ、そのような情報には出会っていない。冷静になって根本から考えてみる必要がありそうだ。実際、杭データに問題があるとする前に、支持層まで届いていないと判断したボーリング調査や杭長のデータについても精査して議論すべきである。
まずは杭が支持層に届いているかであるが、届いていれば、問題はデータの流用となる。届いていないが安全と判断したとすると、フリクションが働いているか、安全率が寄与しているといった判断をしたかだろう。この場合の問題は、データの捏造となる。届いていず安全とも判断できないのであれば、手抜き工事とデータ捏造の両方が問題といえる。この他にも過失や無知が考えられるが、これらは多くの場所で発覚していることから、議論の必要はないだろう。
手抜き工事やデータの捏造は、経済効率を追求する際に発生しがちだが、今回は企業の形態からして手抜きをする経済的メリットがあるとは思えない。担当者に強いプレッシャーがあったとしても、取り返しのつかなくなる問題であるため、上に報告されると見るのが妥当だろう。そもそもチームで仕事をしながら取り返しのつかないことを繰り返すこと自体が非現実的である。
以上の推測が正しいとすれば、問題はデータの流用捏造となる。
報道では、プリンターの動作不良や記録紙の汚損・紛失を報じているが、このようなことが頻発していたとすると、データ自体が重要視されていないと考えていいだろう。実際、重要なのは建物を安全に支えることであり、その証明は二の次、文書主義によるアリバイ作りには意欲が湧かないだろう。
ただ、データの記録が困難な状況は現場から上げるべきだし、上げる責任はある。データが重要なら確実に記録できるようにする。重要でないなら、記録できなかったり、汚損したりした場合の対策を立てておくべきである。個々には上げられていたかもしれないが、見直されなかったのは、技術者のプライドが失われていた、いや、奪われていたからかもしれない。奪ったのは、直接的には多重下請構造、本質的には社会構造かもしれない。特に建築分野は、正面に立つ技術者ばかりに光が当てられ、個々の技術は機械で自動的に生産される部品扱いで、技術者の顔を見なくなっているのではないか。
傾いたとされるマンションは、本当に手抜き工事のせいかもしれない。しかしながら犯人捜しに奔走したら、技術者は萎縮して発展しなくなる。点検を厚くするとコストが肥大する一方、技術者同士の信頼関係は喪失し、文書主義が蔓延はびこるだけである。
プライドが持てれば、倫理観や学習意欲も高くなり、上司や発注機関との議論もでき、より良い建設ができる環境になっていくのではないか。

https://www.decn.co.jp/onlineservice/News/detail/3201512161002

そうですね。先ずはプライドが持てるような待遇。そして次に社会的ステイタスを持てるようにしていただく事です。それを実現させるには、如何したら良いのですかね?

マンション建設のくい打ちについて
横浜のマンションで、くい打ちのデータが改ざんされ問題になっておりますが、データの取得に一回失敗したら、再取得は不可能なのですか?
報道番組で、実際くい打ち作業されてるところを映し、業者の方が説明されていたのを見ました。重機で杭を打っていくと、モニターにデータが映し出されるのですね。何かの不具合でデータ取得に失敗すると、いったん掘ってしまったからもう一度という訳にはいかないのかな?
だから、今回のような事になったのかな。容易にデータを再取得できるのなら、改ざんなどの必要はないですもんね。
質問No: 9065185
投稿日時 2015-10-17 07:57:52
質問者が選んだベストアンサー
ks5518さんの回答
>データの取得に一回失敗したら、再取得は不可能なのですか?
・可能です。
>いったん掘ってしまったからもう一度という訳にはいかないのかな?
・いきます。
>容易にデータを再取得できるのなら、改ざんなどの必要はないですもんね。
・今回の話は、工期的な問題があったという事です。
しかし、、、、、
これ、マンションの工事でしょ。しかも高層の。
地盤改良工事の施工問題しか扱われていませんが、地盤調査の不備による問題でしょ。
これだけの建築面積になるのだから、もう少しポイントを増やして調査していれば、支持層が均一でないことも工事前から把握できたはずであり、まして建物の端の位置にあたる杭が支持層に到達しないなどという事は、考えられない事なのです。
また、本来であれば、掘削時にトルクが出ていなければ、その時点で工事を一時中断し掘削を進めて支持層を確認するとか、杭の追加や打ち増し等を検討して対処しなければいけない。それが一本や二本ではないという事は、手抜き工事の確信犯だという事です。
そして、旭化成建材は日立何とかの下請けという事ですが、『本当に旭化成建材で工事を行ったのか?』という不明な点があります。確かに下請けとして旭化成建材が工事をしているのは間違いないのですが、実施工は旭化成建材の下請けが行っているのではないかという事です。旭化成建材は、管理監督者もしくは主任技術者を旭化成建材の人間で行い、実施工は下請けの業者が行っていたのではないでしょうか。そこまで、キチンと把握したうえで、責任処分を考えるべきだと思います。
回答No: 2
投稿日時 2015-10-17 12:06:32
お礼
そういえばそうだ。硬いところに当たったら掘削の回転が鈍るんだから、重機操ってる人は分かるはずですね。会見などで、故意ではないとやたら強調してますが、この話を聞く限り、データ改ざんのみでなく、お金を浮かすために調査から手抜きがあったのかもしれませんね。
投稿日時 2015-10-21 07:20:01
catpowさんの回答
>>だから、今回のような事になったのかな。
違うでしょう。仮にデータ取得に失敗したとしても、その結果、データ捏造する必要があるのは、その1本だけです。
予想より長い杭が必要になれば、長い杭を用意し、さらに深く掘る必要があって、お金がかかります。
それを節約して儲けを出したいから、短い杭を何本も使い、さらに掘削のデータも捏造したんだと推測します。
たとえば、阪神大震災で多くのビルや高速道路が倒壊しましたね。あのとき、各地から多くの建築業者が重機を持って駆けつけて、たぶん無償で後片付けをやってくれました。
一般人からすれば「偉い業者だなあ。ボランティアで壊れた建物の片付けをやってくれている!」と思ったものです。
でも、実際には、建築物が倒壊して内部が見えると、自分たちのやった手抜き工事が知られてしまうから、証拠隠滅のために、あわてて駆けつけて、手抜き工事の証拠を壊して隠したのです。
私は、建築業者が写していた手抜き工事がはっきりと解る写真を何十枚も見せられました。

ちなみに、私が会った建築会社の会長さんは、まるでヤクザのような歩き方をしていました。実際に社内でも、その人については、あまりいい噂は聞かなかったものです。そういう人が経営のトップにいたら、どういう仕事をするか?は予想がつくのではないでしょうか?
もちろん、多くの建設会社は真面目かもしれませんが、姉歯の設計データ捏造の件もありますし、有名な大手であっても、利益のためにインチキをやっている会社が、今でもちょくちょくあるってことでしょう。
まあ、彼らをちょっと弁護するなら、すこし前からの建材や職人さんの工賃などが高騰してますので、「普段はまともにやるけど、赤字にしないために手抜きをやった」ということかもしれませんね。
回答No: 1
投稿日時 2015-10-17 08:56:29
http://qa.life.auone.jp/qa9065185.html

赤字では喰って行けませんのでね!背に腹は代えられないのですよ、皆さん!

建設業界のデータ改ざん問題 発注側も計画段階で品質保証の方法を考えなかったという責任が大きいと思う。
まとめ
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•大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi2015-11-02 12:38:32
建設業界のデータ改ざん問題は、これからどんどん出てくるだろうなあ…もちろん悪いことなんたけど、そうなってしまう事情もわかるし。
•大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi2015-11-02 12:41:58
たとえば、ある工業製品100個を検査すると90個は合格、1個は不合格、9個は問題ない品質なんだけど良いデータが取れないとする。工業製品だったら、その9個は捨ててしまうか、再検査して良いデータが取れれば合格ということにすればいい。
•大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi2015-11-02 12:43:52
ところが建設で、しかも施工時のデータの場合、この9個のデータを取り直すことができない。そうなると、経験的には問題ない品質のはずなんだけど、捨てるしかない。捨てるということは杭を引き抜いたり、取り壊したりする必要がある。費用も期間もすごくかかる。
•大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi2015-11-02 12:45:52
だから、建設ではこのグレーゾーンをどう扱うかをよくよく決めておかないと、とてつもない無駄を生じてしまう。最初から歩留まりを見込んで多めに生産し原価計算もそうしておく、というだけでは済まない。それを下請けに押し付けると、嘘データでごまかす発想につながってしまう。
•大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi2015-11-02 12:48:02
もちろん、製造業でもこういった関係でデータ改ざんなどが起きることはあるけど、建設ではこの工程が遅れてしまう、変わってしまうという問題が非常に大きいので、発注側も計画段階で品質保証の方法を考えなかったという責任が大きいと思う。
http://togetter.com/li/895045

今回の件では、計画時点の問題が大きいと私の個人的に思います。

2005年12月28日
基礎杭の手抜き工事のためマンション建設が中止にイーホームズ社長藤田東吾氏
国会に参考人招致されたころはオドオドしていた印象の強かった藤田氏だが、ここにきて俄然!強気な態度に変わってきている。
構造計算書の偽造を見逃した検査機関がイーホームズだけではなく、日本EMI、ビューローベリタスジャパン、東日本住宅評価センターなどの民間検査機関や自治体にわたることが明らかになったことがその理由だと思われる。
「きっこの日記」には藤田社長からのメールが紹介されていて、何やらアトラス設計の渡辺建築士を批判するような内容になっていたが、何を言いたいのかよくわからなかった。
詳しくは下記を参照
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20051218
しかし、先日、イーホームズが検査にかかわった物件で、恐るべき映像がテレビ朝日で放映された。
周辺住民の反対を無視して江東区東陽一丁目の低層住宅地域に建設中のマンションがその舞台だった。
事業主は藤和不動産(二度の債務免除を受け経営再建中の企業)、施工業者は三平建設(債務免除などを受け経営再建中の企業)。
書類上は溶接して継手する基礎杭を、ボルト締めにしただけでなく、ボルトの穴にセメントを埋め込んだり、ボルトが緩んだまま地中に入れてしまったのだ。
このヒドイ工事を行った業者は、業界でシェア第1位の三谷セキサン。
この現場を、建設反対住民がビデオで撮影しており、それがテレビに放映された(2005年12月9日の「スーパーJチャンネル」)。
マンションは建設中止となり、建設用地は三平建設、そして前田興産に転売されたいう。
業者も酷いが、江東区の対応も酷すぎる。
インタビューに対し、女性の担当課長は、「業者が基礎杭をぬいて工事をやり直したといっているので、調査の必要はない。」という内容の発言を行い、さらに「住民が提出したビデオは見ていないのか」との問いには、「すでに、工事のやり直しが行われたと業者が言っている以上、見る必要はない。」という内容の返答をする始末。
いかにも自分の仕事を増やしたくないという態度がみえみえだ。
周辺住民は、基礎杭は50メートルを超す(54メートル)ので、工事のやり直しをしたなら、わかるはずだが、そのような工事が行われた形跡はないと言っていた。
事の詳しい内容とテレビ画像をキャプチャーしたページを下記に紹介する。
◆情報紙「ストレイ・ドッグ」(山岡俊介取材メモ)
2005.12.13 テレ朝が、本紙スクープのマンション欠陥工事について報道
あんまり参考にはならないが、こんなサイトもあった
三平建設ってどうよ?
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/build/1044960219/
http://senkyaku.seesaa.net/article/11120722.html

デべもゼネコンも指定検査機関も行政も、今も変わらずいい加減!

問われる施工監理体制
ブログテーマ:マンション業界出身者が業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介・・・・原則として、毎月5と10の日に投稿しています。
信頼していた下請け業者が最も重要な基礎工事において、でたらめな仕事をしていたことが発覚し、建物所有者のみならず、元請ゼネコン、そのゼネコンに発注したデベロッパーに衝撃を与えました。
今回の事件でマスコミが欠陥工事は他にもあるはずだと疑いを持ち、ニュースバリューのある事例を探しているようです。
つい3日前にも、あるTV番組が大手デベロッパーの分譲した建物の躯体工事に重大な欠陥があったとし、発覚から4年半を超えた今も解決に至っていないことを報道していました。
その欠陥は今回の杭工事同様、番組に出演した専門家の言によれば「あり得ない欠陥」だと言うのです。
筆者も同感でしたが、それはあるべき鉄筋を入れ忘れ、壁の一部が地震の揺れで崩落してしまったというのですから驚きです。
筆者も長くマンションを見て来ましたが、このような欠陥はこれまで聞いたことがないものでした。
そのとき同時に思いました。 「工事関係者の誰も気付かなかったのだろうか? 監理設計事務所が担当だったのだろうか、それともゼネコン自らの監理だったか? 行政による配筋検査をどうやってすり抜けたのか?」
「性善説に基づいて仕事は進められるとはいうものの、やはり検査・監督・管理はしっかり行われるべきである。人間のやることにミスは付き物なのだから。検査体制に遺漏があったか、そもそも杜撰な検査しかしていなかったのか?」 様々な疑問が湧いて来ます。
コンクリート工事は終わってしまうと目視では分からなくなります。まして地中の杭工事など目では分かりようがないのです。
地震に揺られたときに発覚したり、長い時間(横浜のマンションは住友不動産も三井不動産も9年前後でした)を経て自重が傾斜を露見させたりします。
こうなってくると、マンションの売主たるデベロッパーもゼネコンの検査体制を疑い、自らの検査を厳しく見直す必要が叫ばれて来ます。また、監理ゼネコンでなく第三者(通常は設計を担当した事務所)に厳しく要求するべきです。
施工を担当する下請けの技術者を疑い、四六時中そばで監視するとか、監視カメラでチェックするといったことは事実上できない相談であるはずです。どのような対策を生み出すかは分かりませんが、今後の新築マンションはより安全な建物になって来ることでしょう。期待したいものです。
目下の緊急対策としては、各社とも現場ごと担当ゼネコンに再検査を要求し、かつ報告をさせているようです。多くの販売現場で、契約者には勿論のこと、検討客に対しても「当マンションの杭工事は適切に行われております」の通知をしています。
工事中の建物の場合は、敷地が分譲主の所有なので容易に検査に入ることができ、比較的迅速に実施できたということなのでしょう。問題なのが販売中の完成済みマンションと中古マンションです。
前回も書きましたが、中古マンションは管理組合所有者)の承諾がなければ敷地内に検査機械を持ち込むことすらできません。その管理組合が簡単に承諾するかは不透明ですし、販売を終了した売主が傾斜などの疑念がないマンションに対して主体的に検査を行うことも考えにくいことです。
そうなると、中古を検討している買い手は自らの目で、もしくは専門家に費用を払って点検を委任しなければなりません。
チェックポイントは改めて書こうと思いますが、傾斜していないかどうかを見るには、少し遠くから隣の建物と壁同士の間隔を観察するのがひとつの方法です。外廊下を歩くときには、壁に亀裂がないかどうかを見るといいでしょう。
完成済みで販売中マンションの場合は、微妙な気がします。既に多くの入居者があり、土地建物の所有者は分譲主単独所有ではないからです。機械を持ち込んで検査することはしないでしょう。
工事が終わったばかりなので、ゼネコン下請けの杭工事業者の所在もつかめるはずです。そこに対し、適切な工事を行った旨の報告を改めて求めるという形になるはずです。
筆者が見た書式は、施工図面とデータを添付したゼネコンによる報告書に押印したものでした。
工事を外注した先は〇〇社で、杭は支持層まで間違いなく到達していると説明されていました。
マンション購入を検討中の方は、売主に対し、一担当営業マンの口頭ではなく、ゼネコンから書面による回答を求めるべきかもしれません。
こういう事件が起こると、それを教訓に政府も対策を練り、規制を強めます。いずれ、杜撰な工事、杜撰な検査を許さない体制ができて来ることでしょう。命を預けるマンションだけに、より安全で安心して住める建物となることを願ってやみません。
http://mituikenta.blog3.fc2.com/blog-category-15.html

施工管理体制だけ、是正すれば問題が無くなる保証はあるのですか?もっと、本質的な議論が必要なのでは?

文責 釈迦牟尼仏(ミクルベ) 建太

次回に続く(杭データ改ざん事件151230

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