杭データ改ざん事件151230

杭データ改ざん事件151230

杭打ち会社の業界団体、データ改ざん防止へ施工管理
2015/12/28 19:16
杭(くい)打ち工事会社の業界団体であるコンクリートパイル建設技術協会(東京・港)は28日までに、杭打ちデータ改ざんの再発防止に向けた施工管理案をまとめた。施工記録を元請け建設会社に毎日提出し、データが取得できない場合は元請けに相談することなどを定めた。2016年1月中をメドに細部を詰め、加盟各社に周知する。
まずデータ改ざんが相次いだ工法について定めた。データを用紙に印刷する方式の計測器には記録係を配置。データの写真撮影もして改ざんを防ぐ。
複数のデータをまとめて管理できる計測器の使用も推奨する。ドリルを動かす電流の大きさの変化からドリルが固い地盤の支持層に届いたか判断する電流計と、杭先端を固めるセメント液の量をはかる流量計が一体化した装置だ。支持層の深さの判定方法も今後、詳しく定める。
ゼネコン(総合建設会社)の業界団体である日本建設業連合会(東京・中央)が公表済みの再発防止の指針案におおむね準拠した内容となった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28H7B_Y5A221C1TJC000/

今頃こんな事を言ったって、被害者の今迄そしてこれからの時間を、貴方達は取り戻させられるというのかな!

マンション杭データ偽装問題
横浜と同工法のトラブル56事例14件が計画設計に起因
横浜の大型マンション傾斜に端を発した杭(くい)打ちデータ偽装問題で、元請け・三井住友建設の設計前の地盤調査施工管理責任を問う声が広がっています。同マンションと同じ杭打ち「工法」のトラブル56事例を分析した専門書によると、計画設計が要因のトラブルが14例にのぼることが分かりました。(遠藤寿人)

計画・設計の問題ね!確かにそれが問題なのは分かるが、それを発注する企業が、経済原理だけで動いているのだから、どうにもならないのでは?

(写真)傾きが見つかったマンション棟のつなぎ部分の手すりのずれ
地盤工学会

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これは土木、地質、建築などの専門家でつくる「公益社団法人 地盤工学会」(東京都)が編集した,huto>『杭基礎のトラブルとその対策』(2014年11月発行)で指摘されています。トラブル事例は同学会が建設会社や基礎杭関係団体にアンケートを送り、13年3月までに収集したものです。
残った基礎が杭高止まりに
問題の工法は「プレボーリング工法」。事前に所定の深さまで地盤を掘削し、その孔(あな)に、既製のコンクリート杭を埋め込む方式。近年、この工法は大幅に増加し、施工実績の約85%(12年度)を占めています。国土交通相の「大臣認定」工法でのトラブルや周辺地盤の沈下例もあります。
計画設計に起因する14例のトラブルは、杭が支持層(固い地盤)に届かない「杭の高止まり」が6件。要因は、計画段階で地盤条件の把握が不十分なものが3件、支持層選定ミスが3件でした。また、杭の「傾斜・偏心」が14例中10件。その要因のすべてが、計画段階での地中障害把握不足でした。

同学会は、地中に残された躯体(くたい)や(既存杭)の問題は、今回の調査で「最も注目される」と強調。基礎撤去後の空洞へのコンクリート流出、杭の傾斜、杭心のずれ、残存基礎が障害となる杭の高止まりなどが多く報告されているとしています。防止策として
(1)土地売買に伴う(既存杭などの)情報伝達の義務・規格化
(2)基礎撤去跡の埋め戻し手法の統一などをあげています。

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予算に合わせ調査数削減も
(写真)傾斜が見つかったマンションの渡り廊下部分=横浜市都筑区
また同学会は、地盤調査の精度の向上や適正な調査数量の確保にも言及。「トラブルの大半は地盤の要因が関与」しているが、建築業界低コスト化の影響で「予算に合わせ地盤調査数量が削られるケースが多い。しかし、杭基礎の設計・施工においては…適正な調査数量の実施が望まれる」としています。
同書の編集担当者は「横浜もそうだが、凸凹や離れたら深さが違うような地盤では、地盤調査を密にしようということと、既存杭が地中のどこにあるのか、情報を収集しようということを強調した」といいます。
同書の出版企画委員会名簿には、幹事長の欄に横浜の杭打ち偽装の当事者である「旭化成建材」の名も見えます。
横浜のマンション杭打ち偽装問題では、元請け三井住友建設の地盤調査の不十分さが当初から指摘されています。杭が支持層に届いていない場所は、支持層が深さ14メートルと想定していましたが、16メートルと分かりました。ボーリング箇所数、土質試験などはどうだったのか―。
三井住友建設は、マンションを建設する前に解体された建物の杭が18メートルだったことを事前に知っていたことも判明。同社の地盤調査設計施工管理のずさんさが露呈しています。三井住友建設や業界団体は徹底して事実を明らかにするとともに、再発防止のために政府・国交省は実態把握に全力を尽くすべきです。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-26/2015122615_01_1.html

確かに言っていることは正のだろうが、今回の問題に係わった企業には目には目をで、一年間全ての工事の杭では、その全ての杭について載荷試験を義務付ける様なことをしないと、またぞろ同じことが繰り返される!!

2015-12-26
杭内データ改ざん問題に思う
00:38
杭打ち工事のデータ改ざん問題で,国交省の有識者委員会は25日中間報告をまとめ,「杭の到達は元請け業者が責任を負う」などの再発防止策をまとめたようだが,法改正はせず,ガイドラインを策定,業界の自主努力にゆだねるとのことになった。
今回のデータ改ざんは二つのパターンがあった。一つは,杭を打ったが支持層にまで到達しなかったが,工事の長期化を避けるためさも届いたが如くデータを改ざんしたもの,もう一つは,杭に対する地盤の抵抗値を示す電流計と,生コンの量を測る流量計のプリントアウトの印字が不鮮明だったり,用紙が濡れて破れたりしたため,新しく偽造したものだという。本当は前者であったものを後者のように言い繕っているかもしれず油断ならない。
なぜか議論になっていないが,紙データでしか残らないのが問題ではないか。無人でダンプが走る時代なのに,何たるローテク。人が改ざんできないように電子データで保管するようにすること,および,完工後10年間の保存の義務付け等で対処できないのだろうか。
また,マンションの青田売りから発する,工事期間のタイトさも問題だろう。この点,明治大学の中林一樹教授の「工事の規模によって標準工期のルールを設定する」というの傾聴に値する。
さらには,工事業者間における,全ての責任下請けにまわってくることも大きな問題だ。下請け元請けのミスで杭の不到達を生じても,それを言っても元請けが聞き入れないため,自らが不正をすることで,工事の瑕疵を塗糊してしまっているからだ。そうなると公取委の出番が求められることにもなる。
http://d.hatena.ne.jp/yamada-home/20151226/1451144314

私は業界の人間として、今の経済原理のままでは、この業界に公正な取引等望めるとはとても思えない。工期を短くするとと言うのは、一般管理費+現場経費+利息に掛かるコストを圧縮できるのでメリットがあります。これを、闇雲にルール化しても、私は余り意味がない様に感じます。もっと、本質的な部分の是正を考える時期だと思います。

B2 inc. 空間工房
10月18日 ·
三井不動産マンションの杭データ偽装事件について…三菱地所、鹿島建設のスリーブ後開け事件もあった。どちらも一流企業のチームがである。お粗末な話しである。おそらく、旭化成の担当車は会社やクライアントの都合でコストを削られ、工程も急がされているに違いない。そんな中で、担当者は技術者として無くしてはならないものを見失ってしてしまったのであろう。出来ない理由を正当化するなと、経営者は言うに違いない。しかし最終的な顧客の事を考えれば、ノーと言うしかない時だってある。またそれを言えるのも一流の技術者である。会社を発展させる事は、利益だけではない事を経営者自身も気付く必要がある。また、技術者は常に自分の仕事に誇りを持ち、誰が相手であってもブレない自信をもたなければならない。
https://www.facebook.com/B2Inc/posts/954079991318156

仰られること、至極真っ当だと思います。

2015年12月25日
編集部
ジャパンパイル杭打ちデータ偽装懸念のマツダスタジアム「建物ですから人の命にかかわる認識ある」と市担当者、サッカースタジアム問題にも影響か?

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マツダスタジアム建設時の画像。まず巨大貯水池施設が掘られた。その残土がマツダスタジアム本体が建つ場所に合わせて積み上げてある。マツダスタジアム界隈は大洲の名で親しまれている。大きな洲だから当然、地盤は軟弱なところが多い。
12月25日クリスマス、杭打ちデータ偽装のジャパンパイルが施工を担当したマツダスタジアムについて、ひろスポ!が広島市都市整備局広島駅周辺地区整備担当に電話で確認したところ「建物ですから人の命にかかわる認識ある」との返答があった。
だが、現在その内容は調査中で、いつ結果(杭打ち偽装の有無など)が判明するかは未定という。「人の命にかかわる」問題であれば期日を決めて対処すべきかとも思えるのだが、理解にクルシミマス…
旭化成建材の杭打ち工事データ改ざん問題が表面化したのは10月半ば。横浜マンション傾き事件の発覚で、それまで逃げの一手だった関係者も施工監理ミスなどを認めざるをえなくなった。
続いて11月13日には業界のリーダー、東京・中央区のジャパンパイル株式会社も杭工事の際にデータを流用していたことを認めたと報道された。この時点でジャパンパイルによると、過去5年余りに請け負った杭工事を調べた結果、少なくとも18件でデータの流用が見つかったという。この数はその後も増えており、現在どういう状況なのかすらよく分からない、底なしの様相となっている。
翌14日の中国新聞社会面が「同社はマツダスタジアムなどの大型物件も手掛けているが調査を終えていないという」という記事を掲載した。
この日は土曜日。「(中国新聞にジャパンパイルの名前が掲載され事実を)知ったのが14日土曜日でまだ時間がないから」と話していた担当者はその後「休日返上」で調査に着手した。
11月25日に広島駅周辺地区整備担当に電話で問い合わせたところ次のような言葉が返ってきた。
・ジャパンパイルに調査を依頼し、担当職員も調査中。
・調査に手いっぱいで会見の時期も含めて今度の見通しは立たない
・今は事実を確認中で不備が発覚した訳ではないのでカープファン感謝デーやコンサート開催でのマツダスタジアム使用は問題ないものと考える。
・確かに球場の柱にはクラックが入っている、がクラックが入っている(ほかの)もの(建物)もある、柱にクラックが入らないことが鉄則だが、いろいろな形でクラックが生じることもあり、内容を精査中」。

・3人専属で対応中。
そして今回は次のような回答だった。
・3人というのは担当が3名ということで、”それ”ばかりやっているわけではない。
・データにある電流計の波形の確認の最中。ただ杭の数が多く(453本)、資料は1700ページにも及ぶのでなかなか終わらない。(※)
・いつまでとは言えない。調査が終わり次第、その先の対応をする。

ひろスポ!では、この回答のあと「杭のデータ改ざんなどがあれば人命にもかかわることと思う、いつまでに期限を切らないのはまずいのでは」?と再度、確認にしたが「命にかかわる認識は、建物なので、命にかかわる認識はある、ただいつまでに、とは言えない」ということだった。
※マスコミにも再三取り上げられている「杭の電流計データ」は、重機で杭を地中にねじ込むように打ち込んでいくとやがて堅い層に届く、その時に抵抗が増すため、流れる電流が変化することで深く掘り進んでいった地下の様子を知ろうというもの。このデータを適当に他から流用したりしてきちんと調査していないことが今の業界の悪しき慣習となっていることが次々に明らかになっている。そして横浜の場合はマンション自体が沈下し始めた、またはその恐れがあるため、元NEC工場跡地に建設した巨大マンション群の「全棟建て替え」という極めて深刻な事態となっている。
杭打ちデータ参考記事
http://friends.excite.co.jp/channel/article/10317/
ジャパンパイルの不正発覚からすでに40日以上が経過した。マツダスタジアムの下に眠る杭の数は453本。年内に調査を終えようと思えば1日平均11本程度の電流計データを見る計算になる。
担当者の話では「その資料が1700ページにも及ぶので簡単には終わらない」。確かに1700÷40は40ページ以上。ひとり10ページ以上を毎日、となると…。
そこで、マツダスタジアムの「設計偽装」の懸念について長らく調査を進めてきた元広島市職員の木原康男氏さんに聞いてみた。木原さんは同じ1700ページの資料を情報公開条例に沿って請求し入手、その他これまでに請求した資料も手元に置き精査を続けている。
木原さんの話
電流計データはデタラメです。そもそも論ですが、資料を見ればマツダスタジアムを建設するための地盤調査をやっていないんです。マツダスタジアムの地下には外径100メートルの大洲雨水貯水池が造られています。そのための地盤調査のみでマツダスタジアムの杭打ちが行われおり、広島市はそれらの事実も分かっていながら虚偽報告を作成し、支払いを済ませている。その観点から言えば詐欺罪にあたります。契約した内容と杭工事の内容が違えば、構造安全上の確保ができないから建築基準法20条違反です。
大洲雨水貯水池
http://www.kouji.co.jp/genba118140-1.html
この話のどこまでが正しいのか、どうなのか?それをジャパンパイルと広島市の当事者だけで調査していて大丈夫なのか?第三者の目は必要ないのか?
マツダスタジアムは黒田博樹人気も手伝い、来季の年間指定席も先ごろ「完売」が発表された。カープ観戦だけでも今季は200万人以上が入場している。当然、調査は早期に終える必要がある。
なお、10月半ばに発覚した杭打ちデータ偽装問題では、広島県内の自治体の中には業者の調査結果を待たず独自調査で対象施設の安全を確認したと公式に発表するところが次々に出てきている。
最近では12月17日、岡山県がジャパンパイルが施工した玉野市の排水機場の杭、18本中2本でデータの流用があったと発表した。
さらに広島県は本日25日、ジャパンパイルではなく、旭化成建材の杭打ちデータ改ざん問題で、改ざんが判明した2施設の安全を確認したと発表した。
これで県内では110件の当該施設などが調査され、いずれも当面、問題なしとの結論に達した。同様の発表は広島市からはまだない。ゼロである。
広島のサッカースタジアム建設を考えた場合、このマツダスタジアムの諸問題が大きな影を落としてくる。
2013年5月から2015年1月までスタジアム建設について意見交換したサッカースタジアム検討協議会の中でも「マツダスタジアムをモデルに」検討してきた。また、今現在も建設コスト、資金調達、安価なコスト面などから「マツダスタジアムを手本に」との声が非常に多い。
そのマツダスタジアムがもしも”盤石”でない、となると「モデルケース」とはならない可能性も出てくる。サッカースタジアム建設を目指す、臨む関係者、市民・県民、サポーターにも、マツダスタジアムの「構造設計」「杭打ち」「施工監理」などの調査結果が影響してくるケースもありえる、ということになる。
新サッカースタジアム取材班
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広島にも杭データ改ざん問題があった
2015年12月26日
横浜では建物が傾く様な杭打ち工事のデータ改ざん問題が取りざたされていました。人が住んでいる物件なのでやはり規模が違うということでしょうか。
広島でも杭打ちデータの流用問題があった様です。
広島カープの拠点であるマツダスタジアムで問題があった様です。
記事を読むと453本も杭打ちしている様で、横浜のビルよりも軽いのにそんなに杭を打っているのかと思ってしまいましたが、広島はもともと海だったり川だったりする弱い地盤ではあるので、一番気にしないといけない所です。
詳細はまだ調査中らしいです。
人が住む訳では無いので大きな問題にはならないと思いますが、問題が発展しないことを望みます。
http://hirosannsaku.seesaa.net/article/431720800.html

箱モノは、色々と裏の事情もありますからね!ここは一つ「ひろスポ」の報道陣としてのプライドに期待したい所です。頑張って下さい。

杭打ち工事データ改竄事件と輸出管理
1.輸出管理との接点 建設業における杭打ち工事データの改竄事件の、輸出管理関係者への教訓を考えます。 建設業不祥事が輸出管理にどんな教訓を?
「企業道徳の問題」とか「規律を徹底させ ることの重要性」といった意味以外でも、もう少し実体的なレベルで言えることがあると思います。 それは取引審査における用途情報です。杭打ちデータ事件では、「異なる現場で同一の測 定データ ⇒ 他の現場のデータを流用していた」という事例が報告されていますが、輸出管理の取引審査でも似たような話がありそうに思うのです。 たとえば「どの案件の審査票も似たような用途情報だな」と調べてみたら「平和的な用途情報だがユーザーの事業内容にマッチしない」ケースが出てきたとか。それで現地営業に確認したら「前回審査案件のレポート書式を現地スタッフが今回再利用したのだが、前回データを一部“消し忘れ”ていました。ごめんなさい」と報告されたりするわけです。「ユーザー 名だけ書き換えて他の升目は前件のデータ流用していた」のがバレて言い訳しているんじゃないのか、などと疑心暗鬼にもなったりして。 いずれにしてもドキッとする話ではありませんか。
2.紋切り型の指導は逆効果 誰かからこのような問題提起を受けたとき、あるいは可能性に思い当たったとき、管理部門はどう対応するでしょうか? 一番ありそうなのは、「規律を正し、用途確認の重要性を再認識し、必ずきちんと用途情報を升目に記入させよ」という「正論」だと思います。中には「遵守基準省令にも書いてあることだから、用途確認の手続きを更に厳格に(細かく)定め実行させよう」と張り切る人もいるでしょう。 しかし私は、手続き主義に力を入れすぎるのは意味がないと思います。理由を記します。
① いくらうるさく言っても、現地がその気になればごまかせる。まあ「どのような調査を行いどのような情報を得てそのようなレポートを書いたのか」をクロスチェックでもすれば、ごまかしは減るでしょう。しかしあまりにも工数がかかる上、どこから見ても平凡なユーザーにまでそれを実行しようとすれば、現地は確実にしらけます。つまりその管理は、現場から軽蔑される。そうなれば今度はクロスチェックの手抜きが始まるのではないでしょうか?
② 「きちんと手続き踏んでユーザーから情報貰った」としても、ユーザーが真実を述べているとは限らない(特にワケアリのユーザーの場合)。おや、それでは問題案件発見には役立たずじゃありませんか!
③実際に問題になるのは「あんなところに売るとは!」という需要者素姓の方。 第一輸出管理事務所 2015.11.11 2 / 4 たとえ今回分の用途が本当に平和的であっても、輸出者のリスクがなくなるわけではありません。 むしろ(①でもふれたように)「全審査案件(どんな平凡なやつでも)用途欄の升目を」とうるさく言うから、「一々面倒な。ああくだらない(どうせ中身をちゃんと見てないくせに)」と現地に軽んじられ、手抜きレポートのしっぺ返しを受けるのではないかと思うのです。

3.ではどうするか?
①やはり「正論」は言っておくべきだと思います。「用途情報はまじめに書け」と。 (「常識としてわかっているだろうな?」という感じで)
②あからさまにひどいレポートの場合はきちんと指摘する。「ちゃんと見てるぞ」と伝わるように。
③ 但し平凡なユーザー案件で「多少アバウトな書き方でも大差ない」場合には、柔軟に対応する。微妙なユーザー向けの場合は、もちろん妥協しない。
④ 「“正論”が全案件で実行されていることの保証」は敢えて求めない。 第一の理由は、そもそも(前述の通り)そのような保証が不可能であるため。 第二の理由は、法令でも要求されていないため。(法令の要求は「懸念用途情報有無の チェック」。従って「懸念情報がありながら伏せる」は不可だが、「懸念情報がない場合に、“では具体的な用途は何か”を細かく調べる」までは求められていない) 第三には(これも前述の通り)平凡な案件までうるさく要求することの副作用による。 要するに、審査する側の「見る目」「リテラシー」を基本としてその上に立ち「緩める」 と「引き締める」を使い分ける。特に「引き締める」案件については、現地に緊張感が伝 わるよう心掛けるわけです。(「全部がんばれ」を言いすぎると、緊張感が持続しないこと もありますから)

4.よりよい管理のために 4-1 会社がつぶれるという恐怖感を共有する この事件について(住民への迷惑を別にして)私がまず思うのは、企業としての傷口の深さです。もし問題物件を全部建て直すことになったらどうなるのだろう?(免震ゴムやディーゼル車排ガスの事件だってそうかも?)会社がつぶれやしないだろうか? この恐怖感こそが不正防止への最も有効な抑止力だと思います。あなたや私のインチキが会社をつぶし、何百何千の社員を路頭に迷わすことになるかもしれない。その思いをみんなで共有することができれば、不祥事の大半※は防げます。 ※ 但し防げるのは「大半」どまり。残念ながら「不正ゼロ」までは難しいと思います。 「このままじゃどうせ破滅」とヤケクソになった経営者は粉飾でも何でもやるでし ょうから。国家だって(担当部局がそう思いつめたら)あぶないものです。 第一輸出管理事務所 2015.11.11 3 / 4 4-2 道徳や倫理観だけに頼らない 大手電機メーカーの粉飾やディーゼル車排ガスの不正事件にちなんで、企業倫理の重要性が叫ばれています。たとえば某週刊誌の名経営者インタビュー記事には、「経営者は能力は程々でもよいが道徳的には卓越すべし」だとか「日頃から社員に『人様の迷惑になるような違反はならぬ』と言い続けてきた」とありました。 私もおっしゃることに大賛成ではありますが、「それだけでは弱い」というのが実感です。 第一に、現実にそれが守られているのかという疑問があります。実際代理店への押し込み販売は、かなりまともな企業でも存在すると思います。(新聞社も「押し紙」をやることがあるそうですね) 「ほんの少し」ならば私も許容範囲と思いますが、「度を過ごさない」のは容易でありません。おそらくこの「名経営者」の会社には無縁の話でありましょうが。 第二に「人様の迷惑にならない違反」なら OK なのかという問題があります。身近な例 では制限速度オーバーや、短時間の駐車違反。輸出管理の領域でいえば、会期後持ち帰る展示品貨物の許可取り忘れ。また「些細な規則に縛られていては納期遅れでお客様に迷惑かけ る」ような場合など、判断がくもりやすいのではないでしょうか? いずれのケースでも我々は道徳ではなく「この程度なら」という判断で行動しがちなのです。倫理や道徳で律することができる範囲には限界があるといわざるをえません。(だから「会社がつぶれる恐怖感」が重要だというわけです) なお(毎度申していることですが)輸出管理の世界では「人様に迷惑なさそうであっても 違反は絶対不可」です。たとえ実害がなさそうな小さな違反でも、ひとたび明るみに出れば マスコミに袋叩きにされるからです。ここは「損得の問題」として賢い判断をしていただきたいと思います。 4-3 ルールを超えて 超法規主義ということではありません。あちらは小さなルールを逸脱してもより大きな目的のためなら OK(戦前の暴走軍人が「大善をなす」と称していたような)という話ですが、私が言いたいのは「ルールを守るだけで満足せず更にその先を」ですから。 では「その先」とは何か? レピュテーションリスクに備え、その取引が後日とやかく言われることがないかも含めてチェックすることです。 私の狭い経験で申しますと、法務屋さんはしばしば「ルールを作りました。中身を解説し ます。守りましょう」で話を終えがちです。でも思うにそれでは不十分。そのルールの通りふるまっていれば安心というわけでもないのです。 というのは(先にもふれたところですが)取引審査において、用途情報がセーフで、また 法の定める需要者要件にも該当しなかったにもかかわらず、後日「あんな需要者に売るとは!」とマスコミに叩かれるケースがあるからです。(ことココにいたって「いや法令上は OK でしたから」と言い訳するのは社会的に通らない。かといって「常識で判断すれば駄目 にきまっているじゃないか!」と叱る幹部も現場から見れば…会社的には…見苦しい。それは後出しジャンケンですから) だからといって憲兵隊で取り締まるのも限界があります。 そこで管理側にとって大切だと思うことを記します。(3 節と重複もありますが御容赦を)
① 管理する側の能力。 先ほど述べた審査のリテラシーということです。
② 現地・現場への関心。 いきなり「能力」と言われても困るかもしれませんが、せめて「関心」は持ちた いものです。「あの連中がこんな風にやっているんだな」という感覚は大事です。 それなしに「みなさんちゃんとやっていますか?」「ルールだから頑張ってね」では、中学生の息子に向かって単に「勉強してる?」と尋ねるのと同じです。(彼は とりあえず「やってるよ」と答えるでしょう)
③ 過剰な干渉はしない。 但し放任と誤解されない程度にはうるさく言う。肝心なのは「中身は見ているぞ」 と伝えることですから。 「努力目標」的なルールを作らないのも「これだけは守ってもらうからな」という態度をアピールする意味があります。 建設業 に話をもどすと、ルール通りに作業しても下手な大工はよい家を建てることがで きません。教科書通りに治療しても藪医者は患者を救えません。 別に名医名工を目指す必要はありませんが、管理する側も、規律に加えて技能向上を意識することによって、適度な緊張感をもったよい管理を目指したいものです。

http://1st-xcont.com/PilingScandal.pdf

何処の業界でも、この様な偽装や改ざん問題は、悩みの種になるのですね!ご意見参考にさせていただきます。

【これはひどい】中国の 手抜き 工事「ある意味斬新」だと海外でも話題に

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日本でも今年は 建設業界 には大きな問題が発生しました。マンションの杭打ちに関するデータ 改ざん や、耐震性ゴムの問題。 手抜き ではないのですが国立競技場の見積もりの乖離。むしろ氷山の一角ではないのかと勘ぐりたくなりますが、これはまだ可愛いものなのかもしれません。中国ではとんでもない 手抜き が行われております。

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なんと見て分かるように、発泡スチロールやスポンジのようなもので補強されているではないか。もちろんこれは何の補強にもならず、ましてやクッション材になるわけでもない。ただ単にコンクリートをけちって 手抜き 工事をすることで、材料費を浮かすと言う悪質な業者によるものだ。
中国でどれだけの悪質業者が居るのかは判らないが、中国では橋が突然崩壊したり、穴があいたりと頻繁に事故が発生しているという曰くつきの建築方法が話題になっている。それを踏まえるとそれらは、もしかしたら 手抜き 工事により、補強が足りないために発生した人為的な事故ではないかと推測される。
もちろんすべてがそれが原因だとはいえないが、中国のサイトでは「よくあること」「柔軟性が出ている」「国家基準を満たしている」などという皮肉が投稿されている。
今の日本でこそ、こんなことは無いと思うが、 建築基準・耐震基準 が制定される以前の建造物は、もしかしたらこのように、針金が足りない、鉄骨が細いなどの 手抜き工事 があるのかもしれないと思うとゾッとします。
記事参照
http://tt.mop.com/read_12099536_1_0.html
http://www.yukawanet.com/archives/4981261.html

私見です。私の現地の経験では、品質に関する感性が違うので、同一には語れないと思います。かの国では、これでも良いのでは!ただ、人命に係わらない範囲で!

ブラック国家化すると、大企業すら 手抜き 工事をする。RK
•2015/10/17
•06:18
<マンション 傾斜 >くい打ち 不正 70本に 補強セメントでも
ブラック国家化すると、大企業すら 手抜き 工事をする。
コスト削減のための 改ざん 。基礎のくい打ち工事でセメント量を減らす。杭と穴の間に隙間ができて、杭が用をなさない。マンションが傾く。中国じゃあるまいし。倒壊した上海の新築マンションや崩落した韓国のデパート、ソウルの漢江に掛かっていた橋を思い出す。
問題を指摘されると言を左右して逃げ回る。311地震のせいにする。
挙句の果てに追いつめられて、大問題に発展。天下の三井不動産、旭化成が赤恥。全棟建て替えで巨額の負担。企業イメージは破壊される。
ブラック企業は、結局は、最悪の結末を迎える。些細なコスト削減手口が、大赤字を産む。企業の歴史100年に泥を塗った経営者。
おそらくは、氷山の一角であろう。一斉点検で、ほかにも多くの 手抜き工事 が見つかるかもしれない。
だが、 不具合 がたくさん見つかっても、うやむやにする?メディアが報道しないで鎮静化させる?
外国人大株主の「コスト削減。利益出せ。」の命令が、日本をダメにする。政府がゴロツキだから、民間も不良化する。この企業スキャンダルの発覚を仕組んで、空売りで儲けている奴はいないか?
「誠実・誠心誠意」の日本を取り戻さなくてはならない。<マンション傾斜>くい打ち不正70本に 補強セメントでも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151016-00000126-mai-soci

私見です。この業界は「闇夜の烏」状態です。今迄も、これからも、自身が認識しているのかいないのかに係わらず!

横浜市都筑区の大型マンションが
施工不良 傾いて いる問題で、基礎のくい打ち工事で 偽装 データを使った旭化成建材の親会社、旭化成は16日夜、既に明らかになっているくい打ちを巡るデータの 改ざん 以外にも、施工時にくいを補強するためのセメントの量を 改ざん していたことを明らかにした。くいは全4棟で473本あるが、二つの改ざんに関わるくいは少なくとも3棟の70本に上る。(毎日新聞)
http://tenson4089.blog.fc2.com/blog-entry-9163.html

くい打ちデータ 改ざん 、広がる
2015年10月31日(土曜日)17:11 | 記事のカテゴリー:府中の不動産屋さんの毎日
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これは、いかんねぇ。
旭化成建材のくい打ちデータ 改ざん がほかでも見つかったんですね。

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当初は、ある担当者が独断でやっていたような報道でしたが、違う担当者がデータ 改ざん をしていたことが発覚。
しかもその担当者がすでに退職していて当時の事が確認できない、、、。
ひどいね、、、。
担当者もノルマがあるからなんだけど、そもそも会社の風土として 不正 をしているのは間違いないですよね。
下請け という立場上、上からのご意見は絶対命令ですから、工期を間に合わせなければならないわけです。
工期が遅れれば、厳しいペナルティがあるというんですから、これは販売主である三井不動産レジデンシャルに問題があるという事なんでしょうね。

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不動産売買契約には、売主の責に帰さない事情で引渡しが遅れた場合買主は 損害賠償請求 ができない旨記載があると思うんだよね。
これって、実務では、たくさんの方々にご迷惑をおかけするわけだから記載があったとしてもダメってことなのかな?
引渡しが遅れたとしての物件の安全が最も重要なんだから、多少工期が延びることもあるというのが世の中的に当たり前になりさえすれば、何の問題もないような気がするのですが、そう考えるのは私だけかなぁ?
購入した方々だって会社を突然休めないから、事情はわかるんだけど、もう少し日本の企業は社員の休みに対して寛容になった方が良いんじゃないかな。そもそもそういう社会的な意識も原因の一つだと思います。
突貫工事で 手抜き とかしたり、データ 改ざん する方がよっぽどまずいと思うんだけどなぁ。
多くの人たちが終の棲家として購入していると思うから、少しくらい工期が遅れるとしてもしっかりしたものを作ってほしい。
出来るなら、期間も予算も余裕を持って建築してほしいよね。
今回のことで、旭化成建材が携わっていない物件も全て検査をする方向で国土交通省が検討していますね。

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さて、どこまで実態が明らかになるのかな。下手すると、大手デベロッパーの数社は倒産するのかな。そうするとそこで働いている社員はどうなるのだろうか。不安ですよね。
会社の利益はもちろん大事だけど、人の資産を扱っているということをまずは考えないとね。人の利益を考え、その結果自分たちの利益を考える。これが大切だと思うんです。
そう、人として何をするのか。これが原点だよね。
そもそも期限を厳しく設けて、期限を過ぎたらペナルティを課している発注者が一番いけない。もちろんビジネスは考えるとしても安全を無視するようなことをしてはいけないよね。こういう事が起こるたびに大手安心神話はなくなりますね。
私は、会社は大きければ良いわけじゃないと、ずっと思っていて、地元の工務店さんの方が誠実で、心のある仕事をします。変な噂がたてばそれこそ屋台骨が揺るぎかねないんですから、大手よりもしっかりやっていると思いますよ。
全てのビジネスに共通!やはり仕事をしている人のハートが大切なんです。ハートが強い、前向き、お客様を想う、これらが強いところには絶対かないません。
業務品質は、よほどいい加減な業者以外であれば、ある程度一定ラインを超えた問題のない仕事をしているはずなので。
当社は、業務はしっかり、ハートのある仕事を心がけています♪
旭化成建材 三井住友建設 国交省から行政処分?社員はどうなるの? [横浜施工不良マンション]
旭化成建材 三井住友建設 国交省から行政処分?社員はどうなるの?
遂に国が動き始めた!
旭化成建材が国交省から行政処分を受ける可能性が出てきた、旭化成建材が杭工事を請け負った横浜市都筑区のパークシテシLaLa横浜明らかな人災で杭が支持層に届いていなかった。
工事担当者は経験15年のベテラン社員、旭化成建材はこの担当者が施工に携わった他の施工マンションを優先して調査するという。
国交省は建築工事を請け負った三井住友建設と2次下請けで基礎工事を請け負った、旭化成建材に対して建設業法違反の疑いがあるとして行政処分の検討を始めた。
杭施工オペレーター、担当者2、3名が現場で起こした不祥事が国をも動かす世紀の偽装事件になってしまった。行政処分で他の社員はどうなるの??
国交省から行政処分を受けると社員はどうなるのか?
三井住友建設の社員数は約2,500人、グループで約4,200人施工実績を見ると『パークシティ』という名前があちこちあります。
三井住友建設は杭工事をどれだけ旭化成建材に依頼していたのか・・
旭化成建材の社員数は約30,000人、大手企業の2社の社員は35000人を超える!!
建設に携わる企業が『施工不良』『データ改ざん』で行政処分となれば、風評被害だけでも甚大な被害となるだろう。
三井住友建設と旭化成建材が行政処分を受けた場合、どのような処分が下されるのか?
行政処分には3つあります
指示処分
営業停止処分
許可の取消処分

今回の施工不良マンション問題、大手2社は最悪のケースだと許可取消、つまり建設の仕事ができなくなる可能性もあります。
営業停止処分も期間によりますがダメージは大きいです。
35,000人の社員の方々はパークシテシLaLa横浜の杭の施工不良で路頭に迷うかもしれない・・・
http://jikenbo.blog.so-net.ne.jp/2015-10-19-1

少なからず、手を貸していた連中です。気遣う必要など無いと、私自身は考えます。

今年の漢字はこんなかんじ?
2015.12.12
 
今日は漢字の日です。
毎年、話題になるのが流行語大賞と今年の漢字(一字)。
今年の流行語大賞は「トリプルスリー」と「爆買い」でした。
トリプルスリー。使いましたかね~?
さあ、2015年を表すにふさわしい漢字は一体何になるでしょうか?
私の予想は、雨、安、不。あたりとみてますが。
ネット上では、五郎丸歩選手の「丸」で決まりだろ!という人もいます。
まあ、今年も次から次へと問題が発生した一年でした。
サノケンのパクリ疑惑とか、杭のデータねつ造欠陥手抜き工事

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(私はこれで、と思いますが。でも、これを超えるデザインでてくれば更に良いですね)
マイナンバーができた。でも、通知が届かないだとか。
通知なんか届かなくていい、要らない拒否するとか。
TPPがどうした、こうしたとか。(おっぱっぴーでは、ございません)
沖縄の基地移設問題とか。
福島原発での放射能汚染水は、今も増え続けているとか。。。。。
原発再稼働するとか、しないとか。しちゃったけど。
(どーしてそんなことするのかな!)
世界に目を移せば、ヨーロッパへの移民・難民者の急増、大移動。
テロ事件、ISに触発されたそれまがいの無差別殺人事件とか。
そうした騒ぎに紛れての、ロシアの空爆激増とか、
中国の南沙諸島での横暴行為とか。VWの排ガス不正とか。
そうした様々な動きはあるけれど。いや~、今年一年も終わるね~。
日本の、そして世界でのこうした様々な問題が丸く収まりますように!
という願いも込めて「丸」ってしたい。そういうことでしょうか。
でも、やっぱり私は様々な問題を見て見ぬふり、なかったことにはしたくない!
よって、私の中の2015年、今年の漢字は。
「怒」
そう。いかり、ど、あんがー。です。
モチベーションは怒り、アンガー。
「アンガー・怒りが原動力です」(by 中村修二:ノーベル物理学賞受賞)
来る年も、エネルギー充填120パーセント!で参ります。
http://www.ogisoseiko.jp/diary/525

,huto>私見、私の今年の漢字は「悔」だと思います。私自身も含めて!

文責 釈迦牟尼仏(ミクルベ) 建太

次回に続く(杭データ改ざん事件151231

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