杭データ改ざん事件160103

杭データ改ざん事件160103

であえーる幸は安全、杭データ流用問題で結果まとめる【紋別】
北海民友新聞 - 2015/12/29 11:15

建設時の杭工事データ一部流用が明らかになった紋別市道営住宅であえーる幸団地(幸町6)について北海道は25日、「建築物の安全性を確認」したと発表した。現地調査(建物・地盤)と書類調査のデータを「建築物に係る安全検証委員会」に諮問したところ、「データ流用のあった杭についても支持層に到達していることが確認できる」との結論が得られたもの。居住する39世帯の住民らも、これで安心して年を越せそうだ。
同団地は2つの建物が共用部分で繋がった構造をしており、掘削時のデータが流用された杭は、団地東側の第2工区で見つかった。地中に埋め込まれている90本の杭のうち2本ずつ2組のデータが同一だったが、北海道による建物調査では傾斜や構造上問題になるひび割れなどの不具合は見つかっていなかった。
今回の発表は14日から18日まで旭化成建材により行われたボーリング調査で、問題となった杭周辺における支持層の地層・位置等を確認したことを踏まえてのもの。ボーリング調査では、地表から7・0メートル以深に支持層となりえる御西層(凝灰岩層)の存在が確認されたという。
これに先立ち北海道は、国土交通省が示した「くいの到達を確認する方法」に基づき、現地調査(傾斜・ひび割れの確認)と工事関係書類等による書面審査(地質、地盤調査・杭の設計、杭の埋設深さの確認)を終えており、旭化成建材によるボーリング調査は万全を期するために実施した。
このうち書類審査では、
①文献及び周辺の地盤調査により支持層となりえる御西層の上面は概ね平坦であると推察できる、
地盤調査・杭の設計では地表から7・0メートル以深を支持層とし、杭先端位置を地表から9・45メートル、杭長を8・0メートルとした、
③施工時の資料においてデータ流用のあった杭4本についても周辺の杭と同じく概ね設計のとおり施工されている、の3項目が確認できたとして、データ流用のあった杭についても「支持層に到達していることが確認できる」との結論を得ていた。
現地での建物調査でも、共用廊下およびバルコニーの高低差はそれぞれ3ミリ以内、5ミリ以内で「施工誤差と考えられるレベル差が見られたものの、概ねフラットであり、沈下や傾斜は見られない」こと、ひび割れについてもモルタルの乾燥収縮による0・2~0・3ミリ程度のものは見られたが「構造上支障となるようなひび割れ」は生じていないことが確認できたという。
このほか北海道は25日、北海道新篠津高等養護学校、北海道名寄高等学校についても、安全性を確認したことを発表した。
http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=30265

私感。「建築物の安全性を確認」それは良かった、本当に良かった!!!他の多くの流用や改ざんもこのこと事態では、多分問題になる事は無いと思う。ただ、故意の手抜き等は別として!!!

業界覆う悪習 残業嫌い効率優先か 前代未聞の三井不動産の傾斜マンション
2015.10.17

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三井不動産レジデンシャルによる説明会に参加する住民ら=15日、横浜市都筑区【拡大】
業界最大手、三井不動産グループが販売したマンションが傾くという前代未聞の事態に住民を含む関係者の怒りは収まらない。不正建築に走った施工関連会社が関与した物件は最大で3000棟に及ぶ可能性があり、今月中にも対象物件に関する概要が公表されるという。専門家ですら「あの姉歯事件以上の大スキャンダル」と驚きを隠さない今回の“事件”。杜撰な工事を行った施工関連会社の実態と工事現場の悪しき慣習とは-。
横浜市の大型マンション「パークシティLaLa横浜」が傾いた問題で、事業主の三井不動産レジデンシャルは、傾いている1棟だけでなくマンションを構成する他の3棟も含めた全4棟(計705戸)の建て替えを検討することを決めた。部屋の買い取りなどの補償や建て替え完了までの仮住まいの費用負担にも対応するという。
物件を傾かせる原因をつくったのは、施工を担当した三井住友建設の孫請け会社で、旭化成が親会社の旭化成建材。杭打ち施工を行う前の地盤調査でデータを偽造し、その結果、実際の工事で何本もの杭が強固な「支持層」に届かない事態を招いた。
親会社の旭化成は、旭化成建材が関わったマンションや商業施設など最大3000棟について、今月中にも概要を発表する方針。物件名などは非公表になる見通し。
問題を起こした旭化成建材は、1976年に旭化成工業(現・旭化成)から分離して設立、従業員は約850人を数える。
基礎設計の大手として知られ、工事の請負のほか建築資材、断熱材などの製造販売も手がける。民間信用調査会社によると、昨年度の売上高は約643億円。ホームページにある「建築・土木用基礎のパイオニア」「安心・安全・環境に優しい基礎工法を提案します」との言葉が、いまとなっては寒々しい。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151017/dms1510171530005-n1.htm
住宅ジャーナリストの榊淳司氏は「旭化成建材は、デベロッパーである三井不動産グループの下請けの立場になる。日本ではデベロッパーの命令は絶対なので、工期を守るため(旭化成建材の)現場監督は相当なプレッシャーを感じていたのかもしれない」と話す。
通常、杭を打つ作業は5~6人で行われるが、現場の作業員は残業を極端に嫌う風潮があるといい、榊氏は「午後5時に作業を終了するため、効率を優先させた可能性もある」とみる。
もちろん、モラルの高い現場もあるが、榊氏は「現場ではエンドユーザーに考えが及ばず、手抜きにつながるケースもある」とし、過去、別の工事現場で目撃した一例「シャブコン」を挙げた。
「本来、水とコンクリートは強度を守るために一定の配合で混ぜなければならないが、水を多めに加えた方が型に流し込むのが簡単だ。そうして造られたマンションは、のちに雨漏りなどの不具合が発生する」
建設業界では2005年、「耐震偽装問題」が発覚。後の調査で地震で倒壊の恐れのあるマンションやホテル計99件が建設、販売されたことが判明した。構造計算書偽造した元一級建築士の名前から「姉歯事件」とも呼ばれた。
榊氏は「杭は建物を支える重要部品であり、あの姉歯物件ですら問題とされなかった。今回の欠陥マンションに関しては、横浜の現場で監督を務めた人物の独断だったと信じたい。仮に、会社の先輩から代々伝わってきた不正であった場合は、大変なことになる」と語る。
3000棟の調査が終わるころ、恐ろしい現実が待っているかもしれない。

私見ですが、チョット極端な話なのではないか?確かに、職人は定時上がりを考える者が多いのは事実だが、それを以って手抜きの遠因だとするのは如何なものか?又、『旭化成が親会社の旭化成建材。杭打ち施工を行う前の地盤調査でデータを偽造し、その結果、実際の工事で何本もの杭が強固な「支持層」に届かない事態を招いた。』とあるが、これは本当なのか???私がこの問題が表面化してから、この約4か月間インターネット上にある記事の殆どを見てきたが、この施工前地盤調査のデータ偽装を記述しているのは、女性ブロガーとこの記事のみだが、これが本当だとすれば、建築基準法違反どころでは話が済まなくなる!詐欺罪等々も含めて議論されるべき内容となるが、この記事のニュースソースは何処なのか?それを確認したいし、確認して発表し、本当であるならそれなりの、厳罰を考えるべきだと思う。だが、若し間違っていたのなら、その間違った経緯や理由について、その著者は説明責任を自ら果たすべきだ!!!間違っていました、すみませんではすむ話ではないと考える。

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マンションと日本が傾く
◇赤字よ赤字! こないだの学園祭の模擬店!
◆え、どうして!?
◇ちゃんと利益が出ていると思って集計したら、みごとに真っ赤だったのよ。
食材の仕入れはどうしたの?予算とずいぶん違うけど。
★おれ北部市場に行くのが面倒なんで、つい近くのスーパーで。…でもすこし高いだけだから、いいかなと。
◇客数も伸びていなかったわね。
▲ちょっとポスター貼り忘れて…。すこしだからいいかなと。
◇それ以上に、売上壊滅だったわ。
◆知り合いがいたんで、内緒で値引きしたんだけど。おれけっこう知り合い多くて。…でも金額すこしだからいいかなと。
◇どうすんのよもう! これじゃユニフォームもボールも買えなくなっちゃうじゃないの。だれが責任とるのよ!
◆▲★やっぱりマネージャかな。
◇なにいってんの!!
これはフィクションである。しかし実社会でも同じようなことが起こっている懸念がある。それは旭化成建材による杭打ちデータ偽装手抜き工事−事件だ。
一部の杭が地盤の支持層まで届いていない。それがわかっているのに放置する。この種の手抜きは、旭化成建材だけでなく業界全体の慣習。そんな発言が関係者から出始めている。
「この程度なら大丈夫。経験的になんとかなる」という認識が悪慣習を生んでいるようだ。しかし地盤調査から設計施工に至るそれぞれの担当が、いっせいに「すこしだから大丈夫」という態度をとり始めたら、どうだろう。
■悪条件に立ち向かう、マージンというもの
設計の強度計算では、想定されるあらゆる状況を考慮して数値を決めていく。使用材料の強度のばらつき、施工の品質のばらつき、強い地震など。常に安全サイドに立った計算する。
そうして数値を決め終わったら、最終的に余裕を見込んで「安全係数」をかける。この部材の強度は100でいいと計算で出た。そこでさらなる想定外事態への対応のため、安全係数1.2をかけて最終仕様を120にしておこう、といった具合いだ。
さきほど算出した100という数値自体が安全サイドのものであり、現実の負荷は70程度かもしれない。この70と、仕様値120との差を、余裕度、「マージン」と呼ぶ。
マージンが確保されていれば、多少の悪条件でも、めったな事故は起きないはずだ。だが基礎を形作る杭打ちが「設計では余裕をもっているはずだから大丈夫」と思う。その上に立つ建築担当が「杭の強度は余裕があるはずだから大丈夫」と思う。このようにみんなで頼りあっていたら…。
冒頭の学園祭の話のように、つぎつぎとマージンを食いつぶして大赤字。いや商業なら帳簿の赤で済んだものを、施工の現場ではマージンの赤すなわち大事故だ。
設計が精密になっているだけに
横浜市都筑区のマンション傾き事故の原因が、杭打ち以外のほかの部分の手抜きにもあると言っているわけではない。そんな証言も証拠もない。ただここで大切なのが、厳しいコスト削減要求に対応して、設計自体がスリムになってきていることだ。
基準になる数値や設計式を精密化して「無駄な」コストを省こうとする。現実に要求される強度に対して、「過不足のない」余裕度を持つような設計になっている。いきおい、以前よりも、強度に関する総合的なマージンは減ることになる。施工現場の経験則がこれに追いつかず、「この程度なら手抜きしても大丈夫」で通してきた結果がこれだ、と想像できる。
■マージンを食いつぶすとき
こういった現象が旭化成建材だけのものなのか、杭打ち業界のものか。土木建築全体に根を張っているのか。それとも日本国あたりを視野に入れなければならないのか。
産業的に成熟した国家は、伝統の蓄積(過去資産)を強みとするようになる。技術やマネジメントノウハウ。それに現場の創意工夫や職場規律といった組織風土の面まで含めての話だ。
それが揺らいでいる。日本があれほど得意にしていた現場改善運動でも、《「今や中国、タイ以下」とも、日本の現場は強くない(日経ビジネス)》といった報告もある。(相手方の国にはずいぶん失礼な言い方だが。)
高度成長から安定成長に至る50〜80年代を支えた人々が、ほぼ代替わりした。技術も産業形態も世代を塗り替えている。この中で、わが国企業の収益力、国際競争力、生産性は悪化の一途をたどってきた。
たとえば現状で70の力しかないとしよう。過去の蓄積があれば、それをマージンとして120の強さを持つことができ、すこしぐらいの悪条件にも立ち向かえる。実力が60、50と下がっていき、それを補うマージンとしての過去の蓄積も底をついてくると、いよいよ悲劇が待っている。
過去の蓄積は、いつも作り続けなければならないものだ。そこへ組織が保守化して新しいものを産み出さなくなる。蓄積分が陳腐化して使えなくなる速度より、産み出す速度が下回ると、収支マイナスになった資産は急速にやせ細っていく。
過去資産というマージンを食いつぶした国家は、地盤の流動に足を取られて傾くだけだ。欠陥杭打ち問題は、組織に「産み出す力」が復活しない限り、続発するだろう。
(天生 臨平)
http://governance.tokyo/tag/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3/

私見。「マージン」と言う視野からの指摘、大変参考になりました。仰られる通りだと思います。

2838 偽装手抜きの間
一連の作業を行う場合、初期は細心の注意を払って実行されるのですが、実績が積み重なって日常の作業に慣れてくると、手抜きをしたくなるのが人情です。しかし、手抜きは仕方がないにしても偽装は法令を破るご法度です。そうならないためには、合法的に手抜きをする方法を考えるしかありません。手抜きは、それ自体が悪である訳ではありません。というのも、実績が積み重なって、作業に習熟してくると、手順を簡略化しても品質上問題の生じない事も事実なのです。
しかし、初期の作業から、習熟した段階に移るに際しては、手順書の改定をすっ飛ばしてはならないでしょう。つまり、手を抜くのであれば、それが品質上問題が生じない事を、データとして検証した上で、簡略した新たな手順書を作れば良いのです。杭が、固い地盤に届かないのは論外ですが、理論上・データ上、掘削機の電流値が一定以上の値を示す事により確認が出来、そこから何メートルか掘り進んで既定の深さに達する事で、品質上十分であるなら、何も毎回面倒な紙のチャートを打ち出す必要はない訳です。その代り、杭ごとにID番号を付した上で、岩盤に到達した深さと、そこからの追加掘削の記録が残れば良い訳です。何故ID管理が必要かと言えば、それは杭一本いっぽんのトレーサビリティを確保するためです。
全ての杭の品質を、個々に保証するという事は、建物に地震や他の災害で、異常が発生した時も、少なくともその原因が基礎杭ではない事を証明できるのです。作業性やコストだけを優先し、アリバイ作りのためのデータ偽装なぞ、技術者の魂を売ってしまったとしか言いようがないでしょう。全く言葉もありません。もちろん、データ偽装という名の、恥ずべき偽装は、問題が発覚した横浜のマンションや数か所のビルだけで済む筈もありません。日常茶飯事のデータねつ造こそが、偽装問題の本質だからです。今回は「基礎杭問題」ですが、もちろん偽装問題は建設業界特有の問題である筈もなく、自動車業界でも、食品業界などでも、「茶飯事問題」である事は過去の偽装事件を思い起こすまでもないでしょう。品質が保証される限りにおいては、根拠のある基準を定めた上で、合法的、合目的的に堂々と手抜きを行えば良いのです。
http://ec.tea-nifty.com/blog/2015/11/2838-0963.html

私見。「偽装手抜きの間」大変勉強になりました。有難うございます。見事、慧眼だと思います。

悔いの無い仕事は杭から
横浜市のマンションが傾いたという、杭工事の手抜き(データ改ざん)問題が話題の渦中ですが、たまたま当事務所でも現在杭工事の真っ最中の現場が進行中ですのでその話をしたいと思います。

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このような建物密集地に計画した住まいであるため鋼管杭を用いましたが、今回事件となっている大規模マンションは、当方がゼネコン時代に良く関わったアースドリル工法だと思われます。
しかし、実際に掘り進めた地中深度内の地盤の状況を確認することは、どのような工法を用いても同じです。

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こちらが鋼管杭。今回は約18mの長さを9本打ち込みます。

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しかし18mもの長さのものを持ち込んだり、この長さを扱える大きな重機を入れることは、限られた敷地の大きさではできません。
そのため、約6mの長さの鋼管を3本用いて1本の杭にする方法をとりました。
実際には、1本目を埋め込んでは2本目の鋼管を重ね継いで現場全周溶接を行い、引きつづき埋め込むという作業を繰り返します。
土木的な作業に思われがちですがいがいと繊細な技術が要求されるのです。

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こちらは溶接前に、重ね継ぎのズレをゲージにてチェックしているところです。
上部のステンレスのバンドのようなものは、全周溶接を可能とする溶接機のレールのようなものです。

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風が強いと溶接に悪影響を及ぼすため現場の風の強さをチェックします。

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溶接中。

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溶接後にはとけ込んだ部分が盛り上がります。(予盛りと言います)これが空隙なく、予盛りが高すぎないかを現場監督構造設計事務所と共に確認しています。

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引きつづき打ち込みへ。この工程をもう一度繰り返すことで1本の杭打ちが完了します。

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そして、杭打ち機が実際に堀進めた設計地盤の掘削抵抗値と事前に行っていた地盤調査データーとを照らし合わせ、設計必要地耐力が見込めるかを必ず確認します。

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今回用いました鋼管杭の先端ですが、このようにナナメの羽が2枚付いていて、杭を回転させることでビスのように地面にねじ込まれていきます。よって打撃による振動は全く起こりませんがその分時間や手間が掛かります。
今回は、9本の内の残りの1本が、2日間かけても10m以深にどうしても入らずに、杭の先端を新しく造って後日再度チャレンジすることになりましたが、現場監督とこれで良しとして終わらせることもできてしまうのかもと、ほんとに人だよねと話したのでした。

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ちなみに騒音は95dB以下で重機のエンジン音によるものでしたので、住宅エリアにも優しい工法ではないでしょうか。
そして問題のマンションの工法の場合は、先ず、専用掘削重機で強固な地盤まで届く深い穴を掘り込みますが、この時点で上記と同じように、掘削抵抗値を必ず確認し、満たない場合は更に数値を満たす深さまで堀進めねばなりません。
その後に、鉄筋カゴと呼ばれる筒状に組んだ鉄筋を穴に差し込んで、コンクリートを流し込みますが、今回はそのコンクリート自体まで設計必要強度を満たしていないと思われる改ざんが為されたことが発覚したようです。
何れも大きな費用に影響する内容であり、データーをとるのを忘れてしまったとか、雨でインクが滲んでしまったとかいうような、子供じみた次元の話しでは無いと考えてしまいます。
《追記》後ほどニュースで問題のマンションは鋼管杭であることが分かりました
(杉浦 充/充総合計画))
http://iezukuri1.exblog.jp/22353613

臨時ブログ:杭打ちの問題:その後の話(三井住友建設の初めての公式謝罪)
作成日時 : 2015/11/12 03:36
(真を求めて、皆様とともに幸せになりたい・・日記・雑記)

[経過報告]:日本テレビ系(NNN)11月11日(水)22時55
分配信・・を、YAHOO!Japanで見た、そして、そこの記事を読んだ。
放送のタイトルが「杭データ改ざん問題、三井住友建設が初謝罪」とあった。
やっぱり、今まで、公(おおやけ)への謝罪は無視していたのかと思った、そして、だんまりだったのかと思った。
余りにも遅すぎる。
誠意を全く感じない。
下請けにばかり説明させ、謝らせてばかりいてと、怒りが湧く。
一緒に誠実に、社会への責任を果たさなければならない立場にあるのに・・と感じる。
記事には、「問題発覚後、初めて公の場で謝罪した」と記されている。
何と不誠実な事か?・・と、ふたたび、怒りが湧く。
そして、三井住友建設・永本芳生副社長が「杭工事業者(旭化成建材)・・(杭がとどいていないというような)
そのような問題があれば、我々にちゃんと報告してもらえれば、適切に対応できた」と発言した。
これは、まったくおかしい。
杭の支持基盤に来たら、掘削完了で次の工程に入る、確実に杭工事者はその時点で杭の支持地盤に到達したから掘削工事を止める、次工程に移るという動きに入る。
そこで、確実に支持地盤到達のところで掘削したものが、支持地盤に到達しましたという状況を示すものに代わっているかどうかの確認をしなければならない。
これは、元請けも一番関心を示すところ、杭業者だけに任せておけないところ。
確実に支持地盤を示す掘削物が出た、だから、支持地盤に到達した・・と確認してから、次工程に入らなければいけない(杭工事にも色々あるが・・)。
計測器のグラフを見て、その明らかな違いでも確認する。
何しろ、支持地盤の状況を示す掘削して来たものを確認しなければならない(例えば、砂利に変わったとか・・)。
計測器のグラフだけを見て、確実な支持地盤の出土物を見ないなどという事はありえない。
これは、杭工事の施工者の責任者も行うが、元請けの責任のある者も同時に確認しなければならない。
元請け監理者がイニシアチブを取って、掘削状況はどうだ?・・と、常に工事の進捗に関わっていなければいけない。
そして、次工程のコンクリートを打つかの判断をして、次工程の事を行なう。
場合によっては、「もう少し掘って、確実に支持層に食い込ませよ」ぐらいは言わなければいけない。
ここが、監理者の判断で、大切な仕事(ここに、監理者の存在の意味があり、意義がある、施工業者に任せる事が出来ないところ、品質が決定するところ)。
確認しないで、支持地盤に到達したことを確認しないでコンクリートを打たす事は・・大きな間違い、手抜きです。
後からデーターを見せられたって、支持地盤に到達してないでコンクリートを打ってしまったでは、もう遅いのです。
コンクリートを打つ前に、確実に支持地盤に着いたかを確認しなければいけません。
「報告してくれれば」と、三井住友建設の重役の方が言っているが、この言葉はおかしいし、あなたが監理者なのです。杭の施工業者は業者なのです。
報告を受けるだけの監理は成立しません。
監理者は、「確実なる支持層到達の確認」、そこが仕事ですと言いたい。
一番大切なことをしないで、変だったら報告してくれれば良かったのに・・は、まったくおかしい。
そんな話は成立しません。
データーは補助ぐらいに思わなくてはいけません。
目で見て、状況に対応し、より良い品質にしていく行動をして、より高い品質を作り込んで行くのが、あなたの仕事(新入社員へ話をするレベル)。
支持層到達を知らせる掘削物(出土物)の確認が大切で、それが仕事です。
「私たちは見抜けなかった」と三井住友建設・相良毅常務が言われたが、「見抜けなかった」ではなくて、「見抜くことをしなかった(確認の手抜き)」とか、「見抜こうとはしなかった」の意識のレベルの話が正しいのではないですか?
「旭化成建材側が固い地盤に杭が届いたか確認すべきだった」と三井住友建設の副社長や重役は主張したと言うが、貴方の仕事の監理の放棄です。
こんな事なら、三井住友建設の「現場の監理事務所」は不要です。
そこが仕事の事務所だったのです。
何にもわからない新入社員に、こんな内容のことを言うような事柄を、何故、言わせるような発言をするのでしょうか?
旭化成建材が十分な問題ない施工をし、そして、そのデーターをそろえて、三井住友建設に持って来て、ご苦労様と受け取って、それで終わりは・・間違いです。
事が終わった後に、データーを見て、貴方は、何をしようとしているのでしょうか?
「えっ!異常があったのか?異常があったら、異常があったと、報告してくれればいいのに・・」という発言は成立しますか?
杭はもうコンクリートが打たれてしまっているのですよ。
貴方は、そこから、何をしようとしているのでしょうか?
旭化成建材が、「問題あります、まだ、支持地盤に到達してませんと、ちゃんと報告してもらえれば、適切に対応できた」と発言する三井住友建設の重役の方の発言も、どうみても、おかしいです。
この様なケースが発生するのでしょうか?
支持地盤は最大の関心事、問題があるという支持地盤への未到達が確認できたのなら、旭化成は掘削の継続をするでしょう。悪意がないなら・・。
こんな時に問題あるなんて言ってきますか?掘削継続すればいいことを・・、論理的に成立しない発言をしているように思えます。
また、掘削業者の不可抗力のミスもあるから、貴方の監理へ施工主はお金を支払って監理を依頼しているのです。
施工業者施工業者の業者の立場での確認、監理者監理者としての立場の確認・・これがやらねばならないことなのです。
後から、施工業者から書類を貰って監理をしたは、ありません、成立しません。
.
追伸:三井住友建設の主張で、
「事前の地盤調査で得られたデータは、あくまでも暫定値で、杭打ちを行なった旭化成側が固い地盤に杭が届いたか確認すべきだった」と主張した点は、事前の地盤調査(ボーリングデータ)は、杭の1本、1本の地点で、事前の支持地盤深さの調査をする訳ではなく、敷地の代表的な地点で、測定し、調査する。
誰でもが知っている様に、その様な調査であるので、暫定値という表現は不適切で、この敷地の支持地盤は、この辺に支持地盤がありますと教えるだけのもの・・、そのあたりに支持層があると知るだけの調査であって、だからこそ、支持地盤に到達したかを、1本、1本、確認することが重要なのです。
貴方(三井住友建設)もご存知の様に・・、  だからこそ、貴方の、三井住友建設の監理者が、1本、1本、監理者として監理しなければいけないのです。
その様な事前調査なので・・「旭化成側が固い地盤に届いたか確認すべきだった」は、まったくの「すり替え」です。
だから、貴方も(三井住友建設も)監理者として確認しなければならない監理の重要ポイントだったのです。
こういう、重要な問題点の、すり替えの言い方を見ても、まったく不誠実だと感じる。
..
(詳しくは、以下のブログへ。そして、宜しければ、このブログを世界へ転送してください)
http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
または
http://d.hatena.ne.jp/HACHI2009/archive
http://32983602.at.webry.info/201511/article_10.html

私見です。筆者の言われたいことは分かります。一般の方に解りやすいように、上記で言っている「監理」とは、一級建築士設計事務所等の業務(ここでは、三井住友建設株式会社一級建築士事務所となります。)としてのもので、施工会社(ここでは、三井住友建設株式会社となります。)の施工管理者現場監督)とは、業務が異なります。つまり、本来は施工管理者現場監督が確認した杭の支持地盤への到達という内容を、設計図書と照合して問題が無いかを確認する業務です。当然に、現場での立ち合いの含めて行われる業務です。私が係わるのなら、予め現場監督と打合せを行い、問題が発生しそうな杭箇所の作業時には、立合い検査をする。これが、監理者としての当たり前の業務です。

下請けの立場が悪いから杭の偽装が起きる?それが犯罪の言い訳になるわけもない。
横浜傾斜マンションの手抜き工事を擁護するような記事はどういうことだろう。

原因は三井不動産レジデンシャルの金払いの悪さか?
ただし、それで杭の手抜き工事をしていいということにはならない。
契約は契約だ。
守るのが当然。
Yahooより。
マンション傾斜 「工期のためなら突貫工事」“厳守は絶対”立場弱い下請け
産経新聞 10月23日(金)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151023-00000072-san-soci
問われるのは、
建築確認は市区町村や確認検査機関が実施していたが、虚偽データを出されればチェックは困難。国交省は三井住友建設などが建設業法に、三井不動産レジデンシャルが宅建業法に抵触する疑いがある・・・
確認検査機関などというが、杭の個別の施工データまでチェックするものではない。
耐震性のない建物を作るから問題になるわけで、建築基準法違反であることは明らかだ。
いろんな業法に違反するのは、もとが建築基準法に合致していないからで、それを抜きにして議論は成り立たない。
きちんと建築物がまともなものかどうかを判断することが大切だ。
しかし、杭だと確認のしようがないので○とも×ともいえない限り、×の証拠がない限りは建築基準法違反も問えないだろう。
http://fanblogs.jp/mobilera82/archive/1060/0

コメントしたくない!!!

2015年10月22日(木)
杭のデータ偽装
今、マンション杭のデータ偽装問題が大きな話題を呼んでいます。
建物を建てるにあたって、基礎を支える地中杭は、とても大切な役割を果たしており、その工事に不備があった場合、相当大きな問題につながる可能性があります。
テレビなどを見ていると、次々に新たな問題が明白になってきています。
驚いてしまうのは、かつて杭打ちのオペレーターをやっていた人がインタビューで答えていた「データの改ざんなんて日常的に行われていた」というものでした。
おそらく、こういったことは、元受けの建設会社に伝わっていなかったと思われます。
実は、私も似たような経験があります。
今から約30年前、建設現場監督時代のことです。
住宅造成地にアパートを建てていた時のことです。
この造成地は、ほとんどを盛り土で形成されていたため、支持地盤面まで杭打ちをすることになっていました。
杭打ちが終わり、基礎を作っり、建物の棟上げが終わろうとしていたとき、基礎に異常なクラックが入っていることに気が付きました。
そこで基礎のレベルを図ってみると、最大15cmのレベル差が確認されました。
なんと、15センチも基礎が下がっていたのです。
原因は、重要な部分の杭が、支持地盤まで届いていなかったことでした。
そしてそのことは、ことが発覚するまで、私たちには知らされておらず、杭打ち工事屋が隠ぺいしていました。
その現場では、建物を曳家し、基礎を壊して、杭を打ちなおしました。もちろん、杭打ち工事屋に費用は持ってもらいました。
建物完成前で、住人がいなかったことは不幸中の幸いでした。
建物が沈むなど考えられない・・・と思う人があるかもしれません。
しかし、住宅のような軽い建物でも、地盤が悪ければ沈むのです。
ましてや、マンションで手抜き工事をするなんて、信じられないことだと私は思います。
現在、杭のデータを改ざんされた当該マンションに住んでいらっしゃる方には、心よりお見舞い申し上げるとともに、建設会社には、誠意ある対応を求めたい思います。
ニュースを見るたびに、心が痛みます。
http://www.omino-yasuhiro.com/blog/index.php?ID=877

貴方が居て、発見できたのが幸いでした!!!

マンションの杭打ち工事の話【杭の継ぎ足しをせず、データを偽装
マンションの杭打ち工事のデータ改ざん問題のお話を、こちらのアップハウス通信では掘り下げてお話を続けております。
あの問題の原因は、ボーリング調査を工期短縮、経費節減のために、きちんと行わなかったことと、以前よりお話をしておりますが、実は、ボーリング調査をきちんと行わなかったとしても、実際の杭打ち工事の際、支持層に達していないことは分かるのです。
つまりその段階で、杭の継ぎ足しをして、支持層まで杭を打ち込めば、問題ないのです。
でもそれをしなかった。 だからこのような事態になってしまったのです。
更にはその際に判明する施工データを偽ってしまったという事実を、旭化成建材株式会社が認めているので、大問題になっているのです。
ボーリング調査の甘さと、杭打ち工事の手抜きと施工データの改ざん
これらが生み出した結果があの、マンションの傾きということになります。 旭化成建材株式会社は、多くの建物に関わっている大きな会社です。
つまり、このようなことが横行していたとすれば、他の建物でも同じようなことが起こる可能性は高いということになります。
http://www.up-house.jp/blog/151208/

私見です。上記の記事は誤解されているように思います。今回の杭は、PC杭です。継ぎ足すことは出来ません!!!ですから、杭を支持層まで掘り進んで施工をし、後は基礎の設計変更で対応するしかないと無いと考えます。これなら対処可能です。余談ですが、PC杭ですから杭が長過ぎても問題です。PC鋼線が入っているのですから、切断もできません。継ぎ足しが出来るタイプのPC杭であっても、短柱杭となりこれも技術的には問題だと考えます。つまり、この杭工法選定そのものに瑕疵があったと判断します。

2015年11月27日金曜日
マンションの杭の偽装:続報
マンションの基礎杭の偽装手抜き工事は、どうも長年にわたって、かつ広く行き渡っている「慣行」のようなものらしい感じがしてきた。今日の報道では「三谷セキサン」というこの業界最大手が千葉県のマンション駐車場の杭で「手抜き」をやったのを隠していたらしい。
この会社は福井県の小学校の杭工事でもデータ偽装していることが前日に判明しているが、千葉のケースでは「杭の長さが設計寸法より10メートルも短い」施工となっているようで、単なるデータの偽装とはいえない状況だ。
さらに、ジャパンパイルという業界大手の会社も杭打ちのデータを偽装していることが、すでに判明している。
旭化成建材のケースでは、特定の一人が犯したデータ偽装ではなく、60人以上の社員/関連下請けの社員が偽装を行っていた事が明らかとなり、組織的な「偽装」である可能性が高まった。
杭打ちの会社に派遣社員として勤めていた人は、「こんな偽装、この業界では常識。どこもかならずやっているはず」と言っているとのこと。それが本当なら、もう日本のマンションには住めない。
投稿者 KUZZILA 時刻: 23:45
ラベル: 東京の生活
http://uklifememo.blogspot.jp/2015/11/blog-post_27.html

この千葉の杭問題のその後が報道されない!!!何故!!!知りたい!!!

文責 釈迦牟尼仏(ミクルベ) 建太

次回に続く(杭データ改ざん事件160104

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